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「築46年の戸建て住宅の水まわり大復活リフォーム!」と「O様邸の完成写真を大公開!」の巻/2025年11月号

Date:2025年11月30日 |

リフォーム部門のスタッフから「リフォーム工事の紹介の頻度が少ない!」という声があり、今回は先日完了したN様邸のリフォーム工事を取り上げてみました。あわせて、三鷹市O様邸の完成写真もご紹介しています。ぜひご覧ください。

 

目次
1.三鷹市・N様邸(築46年の戸建て住宅の水まわり大復活リフォーム)
2.三鷹市・O様邸(家族全員の個室がある注文住宅)
3.小金井市・T様邸(回遊動線の注文住宅)

 
 

◎三鷹市・N様邸(築46年の戸建て住宅の水まわり大復活リフォーム)
 
新築のお話を紹介することの多い「月刊小野寺工務店」ですが、じつは当社、リフォーム工事もかなりの数を手がけています。たまにはリフォームのことも書かないと、リフォーム部門のスタッフに怒られてしまうので、今回はつい先日終わった N 様邸のリフォーム工事について書きたいと思います。

 

下の写真がそのN様邸。築46年の戸建て住宅です。今回、水まわり(キッチン、浴室、洗面所)を中心に、壁や玄関ドアなど、家のあちらこちらをリフォームさせていただきました。

 

下の写真はリフォーム前の浴室です。浴槽の横にある大きな隙間 は、以前設置されていたバランス釜の給湯器の名残りです。浴槽まわりに隙間が多く、お掃除も大変だったため、今回は最新のユニットバスに交換します。

 

浴槽を取り外し、壁の表面を剥がしたところです。このあと、床面にコンクリートを流し込んで平らにしていきます。

 

コンクリートの打設が終わりました(もちろん、しっかり配筋も入れています)。このあと、必要な壁の補修や配管工事を経て・・・

 

そしてこちらがリフォームで生まれ変わった浴室です。使い勝手のよいユニットバスが入り、すっかり見違えました。窓も新しいものに交換しています。

 

続いてこちらはリフォーム前の洗面室。洗面台の収納付きミラーのデザインが昭和レトロで、なかなか味わい深いですね。

 

洗面台を取り外して、床をはがしてみたところ、かなり傷んでいました。

 

床を補修して…

 

壁の下地材も貼り替えて…

 

洗面台もミラーも新しくして、リフォーム完了です!

 

浴室と洗面室まわりでは、窓の修繕も行いました。下の写真はリフォーム前で、手前が洗面室の窓、奥が浴室の窓です。

 

リフォーム後の写真を撮り忘れたので、工事中の写真を貼っておきます。洗面室の窓は窓枠を交換、浴室の窓は窓ごと交換し、さらに外壁もかなり傷んでいたので、外壁のリフォームも行いました。下の写真は職人さんが外壁用の防水シートを貼っているところです。

 

続いてキッチンです。ここは床が傷んでいて、全体的に斜めに傾いている状態でした。また、「キッチンをコンパクトにして、冷蔵庫をすっきり収めたい」というご要望もいただいていました。

 

古いキッチンを撤去して、床をはがしていきます。

 

床の補修を終え、傾きが解消されました。窓も交換するので、壁を補強し、新しい窓用の窓台とまぐさを組んでいきます。

 

リフォーム後のキッチンがこちら。冷蔵庫も予定通りすっきり収まりました。壁には汚れ防止のキッチンパネルを貼っています。レンジフードも新しく取り付けています。

 

最後に、玄関ドアのリフォームの様子を紹介します。N様邸の玄関ドアは、木製でしっかりとした重厚感のあるタイプ。こうしたタイプのドアは、少し手間をかけて修繕を行うだけで、驚くほどステキな玄関ドアに生まれ変わります(今となってはなかなか手に入らないですし、交換するのはもったいないです)。

 

まずは古い塗装を丁寧に剥がしていきます。専用の剥離剤を塗って古い塗装を浮かしてから、ドア本体を傷めないよう慎重に作業を進めます。ちなみにこの工程のことを「白木戻し」といいます。白木戻しをせずに再塗装を行うと、後々古い塗装ごと剥がれてきたり、塗装ムラが出てきたりします。

 

再塗装を施した玄関ドアがこちらです。今ではなかなか手に入らない、しっかりした木製玄関ドアがステキに蘇りました!

 

以上、N様邸のリフォーム工事レポートでした!リフォームのご相談もお気軽にお問い合わせください。

 
 
 

◎三鷹市・O様邸(家族全員の個室がある注文住宅)
 

今年2月に工事が始まったO様邸が、先日、無事に完成しました。というわけで、早速ですが完成写真をドーンとお披露目したいと思います。
 
まずはエントランスから。O様邸は、前面道路からエントランスへと上がる土間階段もなかなかの力作なのですが、撮影時はまだ工事中で、残念ながら写真が撮れませんでした。うーん、残念!

 

玄関ホールです。タイル貼りの土間も良いですが、モルタル仕上げの土間も素朴であたたかい雰囲気がありますよね。玄関横の階段に設けた窓から、やわらかな陽が入る設計にしていて、日中は明るく気持ちの良い空間になっています。

 

玄関から室内を見た様子です。玄関収納は、当社定番の柾目(まさめ)のタモ材でつくった造作収納。また、O様邸の1階の壁は上部を開けたつくりにしています。こうすることで視線が遠くまで通り、空間全体がより開放的に感じられるようになっています。

 

中央に吹き抜けのあるO様邸のLDKです。下の写真は、南側から北側に向けて撮影したもの。床にはオークの無垢材を使用し、ヘリンボーン柄で仕上げています。

 

上の写真とは反対側(北側)から撮影したLDKです。キッチンを中心にぐるりと回れる回遊型の動線になっていて、日々の家事もしやすい間取りになっています。


 
O様邸のキッチンです。システムキッチンはパナソニックの「リシェルSI」。背面のカップボードは、家具屋さんに依頼してつくった造作家具です。建具に合わせて、こちらもタモ材で仕上げています。

 

カップボードの間にある上辺が斜めになった台形の開口部は、階段下スペースに作ったパントリーの入口です。設計の都合で、この位置にパントリーを持ってきたのですが、意外にもすごく使いやすい動線になっています。

 

下の写真は、玄関横に設けたファミリークローゼットです。お客様をお迎えしたときに中が丸見えにならないよう、天井に溝(天井ニッチ)をつくり、その中に目隠し用のロールスクリーンを仕込んでいます。

 

ロールスクリーンを下してみました。目隠し効果、絶大です!

 

ここからは2階の写真になります。下の写真は、階段を上がってすぐのところにある第2のファミリークローゼット。2階の建具は、すべて天井までの高さでそろえた造作のハイドアになっています。

 

2階吹き抜けの写真です。写真左上の木製ルーバーは、小屋裏エアコンの吹き出し口です。夏場はここから冷たい空気がゆっくりと下りてきて、家全体を心地よく冷やしてくれます。

 

吹き抜けの一部は、空間にアクセントをつけるためにスノコ状の通路にしています。窓からの景色を眺められる、ちょっとした遊び心のスペースです。

 

こちらは子ども部屋です。将来2部屋に仕切れるよう、あらかじめドアと窓を2つずつ配置しています。また、この部屋にも小屋裏エアコンの吹き出し口を設けています。

 

2階の洋室1。

 

2階の洋室2。O様邸は家族それぞれに個室のあるお住まいです。どの部屋も落ち着いて過ごせる空間になっています。

 

以上、o様邸の完成写真のご紹介でした。「施工事例集」では、こちらで紹介しきれなかった写真も多数掲載しています。ぜひご覧ください。

 
 
 

◎小金井市・T様邸(回遊動線の注文住宅)

 

下の写真は、T様邸の棟梁の鈴川大工です。さて、彼はいったい何をしているのでしょうか?

 

近づいて撮った写真がこちら。実は、刃物研磨機で鉋(カンナ)の刃を研いでいるところでした。最近は替え刃式の鉋を使う大工さんも多いのですが、鈴川大工は昔ながらの鉋を愛用しています。定期的に研ぐ手間はありますが、そのぶん切れ味は抜群です。

 

ここからは、屋内の充填断熱工事の様子を紹介していきます。
 

下の写真は、断熱材のセルロースファイバーを壁の中に吹き付けているところです。このセルロースファイバーには、トウモロコシ由来の天然の糊成分がほんの少し混ぜてあり、霧状の水といっしょに吹き付けることで壁の内側にしっかり固着します(ウォールスプレー工法といいます)。

 

矢印のような、ほんのわずかな隙間にも丁寧にセルロースファイバーを充填していきます。断熱工事は、使う断熱材の種類も大切ですが、それと同じくらい施工の精度が重要です。

 

屋内側の充填断熱工事が完了しました。ただ、これで断熱工事が終わりというわけではありません。このあと、建物の外側にも分厚い断熱材を施工する工程が待っています(外断熱工事/付加断熱工事)。

 

現場に、付加断熱工事で使用する断熱材「EPSボード」が届きました。来月は、付加断熱工事の様子を紹介したいと思います。

 
 

(続く)

 

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