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月刊小野寺工務店【Monthly Onodera】

Date:2023年8月31日 |

設計事務所にお勤めのM様ご夫妻のご要望は、土間リビングのある家。土間リビングの弱点といえば冬場に足元が冷えることですが、基礎断熱を採用している小野寺工務店が作る土間リビングは、寒さ知らずの土間リビングです。

目次
1.西東京市・T様邸(パッシブハウス認定を目指す家)
2.調布市・I様邸(本棚いっぱいリビングの家)
3.調布市・K様邸(ビルトインガレージの家)
4.調布市・M様邸(L字型の土間リビングのある家)


 

◎西東京市・T様邸(パッシブハウス認定を目指す家)

思い起こせば、T様ご夫妻から「パッシブハウスを建てたい」というご相談を最初にいただいたのは2021年2月のこと。

それから土地探しが始まり、プラン作りが始まり、パッシブハウス事務局との確認作業を経て建築工事が始まり…。今回はようやく完成直前まで辿り着いたT様邸の最後の工事レポートをお届けしたいと思います。

下の写真はルーバーの開閉具合をチェックする鈴川大工と現場監督。ルーバーの向こう側には床下エアコンが設置されています。


 

T様邸の屋内はほとんどの壁が白の珪藻土仕上げですが、洗面脱衣室のみ薄緑色の珪藻土で仕上げています。色が人に与える影響はなかなかすごくて、この部屋に入るとすこし爽やかで清々しい気持ちになるから不思議です。


 

書斎の一本足のL字型カウンターテーブルもできあがりました。天板が壁の中に入り込んでいて、壁の中でしっかり支えているのです。これぞ造作家具というかんじです。


 

下の写真は主寝室の天井に開けた小屋裏エアコンからの冷気の吹き出し口。黄色い楕円印の上あたりにエアコンが設置されています。小屋裏エアコンから吹き出た冷気は、その一部分を主寝室に落とし、そのまま矢印の方向へ流れていきます。


 

主寝室を通り抜けた冷気は吹き抜けの天井裏を通り抜け(冷気を吹き抜けに落としながら)、最終的に子供部屋の屋根裏に辿り着きます。T様邸は、この小屋裏エアコンだけで家全体を冷やす計画です(超高断熱&超高気密のパッシブハウスなので十分可能です)。


 

家の外では、外構工事が急ピッチで進んでいます。下の写真はウッドデッキの土台を作り終わって、小さな日陰で休息をとる職人さん。夏の外構工事は暑さとの戦いです。


 

ウッドデッキができあがりました。ヒノキ製です。


 

ウッドデッキの上にパーゴラを組んでいきます。ちなみにパーゴラの語源はイタリア語の「葡萄棚」だそうです。


 

ウッドフェンスも着々とできあがっていきます。ウッドデッキはヒノキ製ですが、こちらは無垢の杉板を使って作っています。エコウッドトリートメント(木材保護材)を塗って醸し出された色合いがいい雰囲気です。


 

 

◎調布市・I様邸(本棚いっぱいリビングの家)

今年2月に始まったI様邸の家づくりもいよいよ佳境。今回は完成直前の工事の様子を紹介していきたいと思います。

下の写真はリビングのCD兼文庫本棚の下のややこしい部分にパテ処理を施しているクロス工事の職人さん。パテ処理とは下地材の継ぎ目やビスの頭をパテできれいにならしていくこと。小野寺工務店が使う紙クロス(エコフリースなど)は、一般的なビニールクロスと比べてかなり薄いので、丁寧にパテ処理をしておく必要があります。


 

エコフリースを貼る作業が始まりました。エコフリースは一般的に紙クロスに分類されることが多いですが、詳しく説明すると、フリース(不織布)素材に水性塗料仕上げを施した壁紙です。艶のない水性塗料仕上げのため、塗り壁のような質感に仕上がるのが特徴です。


 

きれいに貼り終えた主寝室のアクセントウォール。


 

下の写真の男性はタイル職人さん。キッチンの後ろの壁に海の中のような色合いのタイルを一枚ずつ貼っていきます。


 

壁の一部が斜めになっているのは、裏側にある階段スペースのせい。傾斜にあわせて一枚ずつタイルをカットするのは、根気のいる地道な作業なのですが、きれいに仕上がった瞬間にすべての苦労を忘れてしまいます。


 

キッチンの袖壁(内側)もタイル仕上げ。魚の絵のタイルはイタリア製の手描きタイルです。


 

注文住宅ならではの遊び心。かわいらしいですよね。


 

外壁工事もすっかり終わりました。黄色い矢印はこれから据え付けを行う外付けバルコニーの台座です。


 

外付けバルコニーの長所は、(1)雨漏りの心配がない、(2)メンテンナンスフリー、(3)施工費が安く済む、という3点。バルコニーが家の裏側や正面からみて目立たない位置にくる場合(今回のI様邸のケースです)は、積極的に検討して良いアイテムだと思っています。

外付けバルコニーの設置が終わりました。


 

バルコニーの内側の家事スペースもすっかりできあがっています。


 

下の写真は、ファミリークローゼット入口の飾り柱として再利用した前の家の思い出の床柱。鴨居が刺さっていた部分が欠けていたので、木片で埋めておきました。木細工のようでかわいいですよね。


 

 

◎調布市・K様邸(ビルトインガレージの家)

基礎工事が着々と進んでいます。

下の写真は、掘り下げた地面の上に防蟻剤入りの防湿シートを敷いている様子です。


 

防湿シートを抑え込むように捨てコン(捨てコンクリート)を打った状態。写真中央のパナマハットがステキな男性は基礎工事の職人さんです。


 

薄緑と白色のボードは基礎用の断熱材です。小野寺工務店は建物の基礎をすっぽりと断熱材で包み込む基礎断熱を採用しているので、基礎を作る前に断熱材を仕込んでおく必要があるのです。


 

捨てコンを打った状態の地面はでこぼこしていて、そのままでは断熱材を敷くことができません。なので、砂を入れて、地面を平らにならしておきます。


 

平らにならした砂の上に断熱材を敷き詰めました。断熱材が入っていない区画はビルトインガレージになるところです。


 

敷き詰めた断熱材の上から配筋を組んでいきます。黄色の矢印の部分をご覧ください。配筋が高く立ち上がっているのがわかりますでしょうか?この部分は基礎と一体化した擁壁(ようへき)になります。K様邸の敷地から少し離れた場所に急な斜面があり、東京都安全条例にしたがって、斜面側に擁壁を作る必要があるのです。


 

コンクリートの打設が始まりました。基礎工事はもうしばらく続きます。


 

 

◎調布市・M様邸(L字型の土間リビングのある家)

調布市で新しくM様邸の家づくりが始まりました。大きなL字型の土間リビングと音楽室のある家づくりです。

M様ご夫妻はお二人とも設計事務所にお勤めで(お勤め先は異なります)、住宅性能にこだわった家を建てたいということで、小野寺工務店にお声がけいただきました。

下の写真は7月に行った地鎮祭のひとコマです。黒い服装の女性が奥様、白いシャツの男性がご主人様・・・ではなく小野寺工務店の会長で、茶色い服装の男性がご主人様です。M様ご夫妻のご期待に沿うようしっかりと良い家を建てたいと思います。


 

 

(続く)

 

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