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月刊小野寺工務店【Monthly Onodera】

Date:2023年7月18日 |

当ブログで家づくりの様子を紹介しているT様邸とI様邸で、予約制の完成見学会を行います。実物を見てみたいという方はぜひご来場ください。(詳細はブログの中に記載しています)

目次
1.西東京市・T様邸(パッシブハウス認定を目指す家)
2.調布市・I様邸(本棚いっぱいリビングの家)
3.調布市・K様邸(ビルトインガレージの家)

 

◎西東京市・T様邸(パッシブハウス認定を目指す家)

外壁工事が終わり、T様邸ではドイツ製の外付けブラインド「ヴァレーマ」の設置工事が始まりました。


 

外付けブラインドは文字通り窓の外側に設置するブラインドで、夏の暑さの原因となる太陽の輻射熱を家の外側で遮断します。

夏場、家の中の温度がどんどん上がってしまうのは、窓から射し込む太陽の輻射熱によって家の中が熱せられることが原因です。窓の内側にカーテンやブラインドをかけることで1/3程度は遮断できるのですが、家全体を1台のエアコンで冷やそうというパッシブハウスの条件を満たすにはそれでは全然足りないのです。

そこで役立つのが輻射熱を家の外でシャットアウトする外付けブラインドです。日本ではまだあまり見かけないですが、環境先進国のドイツなどではメジャーな設備です。

見た目は一般的な屋内用のブラインドとよく似ています。羽根(スラット)の角度を調整して、光量を加減できるのも同じです。


 

違うのは両脇のガイドレールの存在。このガイドレールのおかげで、風であおられて、揺れたりバタついたりすることがありません。


 

開閉はスイッチひとつの電動式です。設置工事は専門の職人さんが行います。紺色のポロシャツの職人さんが右手でスイッチをもって開閉のテストをしています。


 

ヴァレーマの設置が完了しました。


 

日本には昔から、「よしず」や「すだれ」などで、太陽光を効果的に遮断する文化(生活様式)があります。外付けブラインドも、電動で格納したり、自由自在に光量を調節したりできる、進化した「よしず」や「すだれ」という認識が広がると、もっと普及が進むように思います。

ここからは家の中の様子を紹介していきます。屋内では大工工事がほぼほぼ終わり、これから内装工事が始まります。T様邸の内装は珪藻土仕上げが基本で、天井だけ紙クロスを貼ります。天井の下地材は壁に比べると固定度合が弱く、地震等の揺れが長年積み重なると珪藻土がひび割れてきます。そういったことを避けるために天井だけ紙クロスというわけです。

下の写真は先に紙クロスだけ施工した吹き抜けリビングです。小上がりの和室に寝転ぶと吹き抜けを通して空が見えます。春夏秋冬、いろんな色の空を楽しむことができるはずです。


 

梁あらわしの吹き抜け。化粧梁ではなく、構造用の梁なのでごついですね。


 

キッチンからみたLDK。手前に並ぶ化粧格子材の根元部分は「何の変哲もないデザインに隠された匠の技」として前月号で紹介した造作です。


 

2階から見た吹き抜けスペース。南側の窓際に渡り廊下を作って、吹き抜けのまわりをぐるっと回遊できるようにしています。吹き抜けに面してスタディカウンターを作っています。


 

主寝室に作ったオープンクローゼット。手前の収納の下部はズボン掛けになっています。


 

左官職人さんが入って、珪藻土の塗りが始まりました。


 

最近紙クロスの内装が多くて、珪藻土の施工はひさしぶりです。調湿性に優れたしっとりとした質感が珪藻土の特長です。


 

さて、ここで特別なお知らせです!8月19日(土)の10時~17時半で、T様邸の予約制完成見学会を予定しています。ちなみにT様邸があるのは西東京市です。

家づくりを現在検討されていて、T様邸を見てみたいという方は、当社ホームページの「お問い合わせ」よりご連絡をお願いいたします。

※「お問い合わせ項目」の完成見学会の案内がほしい、にチェックをいただき、「詳しい内容」にT様邸見学希望というコメントとご希望の時間帯をご記入ください。ご予約が決定次第にこちらからご返信いたします。

 

 

◎調布市・I様邸(本棚いっぱいリビングの家)

前回、家の内側の断熱工事(充填断熱)の様子を紹介したI様邸。今回は家の外側の断熱工事(付加断熱)のレポートから始めたいと思います。

ゴールドコート(気密塗料)を二度塗りした壁の上からEPSボード(付加断熱用の断熱材)を貼っていきます。EPSボードは南極の昭和基地でも使われている高性能な断熱材です。家の内側からはセルロースファイバー、外側からはEPSボード、二種類の断熱材で躯体を挟み込む二重断熱が小野寺工務店の標準の断熱仕様です。


 

下から上へ隙間なく貼っていきます。


 

EPSボードですっぽり包み込まれたI様邸。表面がグレーなのは、EPSボードの上から保護材のベースコートを塗っているからです。この上から外壁用の塗り壁材を塗って仕上げていくのですが、その様子は来月号で紹介します。


 

家の中では造作工事が着々と進んでいます。下の写真はリビング南側の壁面書棚です。


 

手前がキッチンで、その正面がTV用のカウンター。TVカウンターの背面の棚はI様が所有する大量のCDを収納するための棚です。写真左側はリビング北側の壁面書棚です。LDKの南北に大型の書棚、東側にCD棚があるという、本好き、音楽好きにとって夢のような空間ができあがりつつあります。


 

造作工事があらかた終わり、ほっと一息といったかんじの鈴川大工。


 

建て替え前の家から持ってきた柱の設置も終わりました(黄色い矢印の柱です)。設置した場所はファミリークローゼットの中。なぜここか?といいますと、柱の長さが足りず、母屋下がりのこの場所が長さ的にぴったりだったからです。思い出の床柱をどこかに使いたいというI様のご要望にお応えすることができました。


 

下の写真は、ファミリークローゼットの入口です。引き戸の上に細長い開口部(青い矢印)がありますが、ここには前の家で使っていたレトロなガラスが入ります。どんな雰囲気に仕上がるか楽しみです。


 

ここで特別なお知らせ第二弾です!8月5日(土)の10時~17時半で、I様邸の予約制完成見学会を開催します。ちなみにI様邸は調布市にあります。

家づくりを現在検討されていて、I様邸を見てみたいという方は、当社ホームページの「お問い合わせ」よりご連絡をお願いいたします。

※「お問い合わせ項目」の完成見学会の案内がほしい、にチェックをいただき、「詳しい内容」にI様邸見学希望というコメントとご希望の時間帯をご記入ください。ご予約が決定次第にこちらからご返信いたします。

 

 

◎調布市・K様邸(ビルトインガレージの家)

調布市で新しくK様邸の家づくりが始まりました。ステキなガレージハウスを建てていきます。

下の写真の竹林はK様邸の建築予定地ではありません。あるお客様の所有する竹林です。地鎮祭に使う竹を切り出しに行った際、夏の暑さを忘れさせてくれるような清々しい景色だったので思わず撮ってしまいました。


 

切り出した竹をK様邸の敷地に運んで、このあと地鎮祭を行いました。

最近は地鎮祭を行わず簡易的な土地のお清めだけで済ますことも多いですが、正式に神社さんにお願いする際には、竹を立てておごそかに行います。このような竹はだんだんと入手することが難しくなっていますが、小野寺工務店にはこのように貴重なお客様がいて助かっています。A様いつも本当にありがとうございます。


 

こちらがK様邸の建築予定地です。すでに遣り方を組んでいます。これから基礎を作るために、写真に写っているショベルカーで地面を掘り下げていきます。


 

地面の掘り下げが終わりました。ちなみにこの工程のことを「根切り」といいます。


 

 

(続く)

 

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