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月刊小野寺工務店【Monthly Onodera】

Date:2023年10月31日 |

今回の月刊小野寺工務店は、ブックカフェのようなI様邸の完成写真、K様邸の気密工事と断熱工事、M様邸の上棟レポートの3本立てでお届けします。

目次
1.調布市・I様邸(本棚いっぱいリビングの家)
2.調布市・K様邸(ビルトインガレージの家)
3.調布市・M様邸(L字型の土間リビングのある家)

 

◎調布市・I様邸(本棚いっぱいリビングの家)

前回の月刊小野寺工務店で、お引き渡し当日の様子を紹介したI様邸。今回はお引き渡しの直前にカメラマンさんに撮ってもらった写真を紹介したいと思います。

まずは外観から。三角屋根を段違いに重ねたような外観と、建物をこれまた三角形に切り抜いて作ったような玄関がI様邸の特徴です。


 

玄関から屋内を撮影した写真。右側のタイルは、日本の伝統的な青海波(せいがいは)模様をモチーフにしたクラフトタイルです。色の組み合わせを書いた設計図にしたがって、タイル職人さんが一枚一枚手作業で貼っています。写真中央の本棚の一部をくり抜いたような窓も工夫したところ。窓のサイズは決まっているので、窓のサイズにあわせて、本棚全体を設計しています。


 

こちらは逆に屋内から玄関を撮影した写真。廊下と玄関をさりげなく仕切る上部のガラス建具は、建て替え前の家から持ってきたガラスを再利用したもの。こういったレトロ柄のガラス板は、今はなかなか手に入りません。


 

壁一面の大きな書棚を南北両サイドに造作したLDK。まるでブックカフェのようです。真ん中のテレビボードの上はCD&文庫本ラックです。


 

別の角度から撮影したLDK。キッチンの袖壁の背面にも収納棚を造作しています。


 

書棚や本棚と書くと、図書館のようにびっしり本が詰まった様子をイメージしてしまいますが、I様邸の場合は本だけではなく、たくさんの置物(オブジェ)も飾られる予定です。ちなみに下の写真に写っている置物はすべてI様所有のもの。書棚が空っぽだとさみしいということで、撮影用に少し持ってきていただきました。


 

キッチンの袖壁にあしらったお魚のタイルはイタリア製の手描きクラフトタイル。どこに入れるか、奥様と悩んだのも良い思い出です。


 

キッチンの背面カウンター(造作)には海の中のような色合いのタイルを貼りました。


 

玄関横に配置した大きめの洗面室。奥に見える四角い機械はガス乾燥機の乾太くんです。


 

階段を上がって、ここからは2階の紹介です。写真中央の収納の扉は柾目(まさめ)のタモ材を使って作っています。小野寺工務店の場合、特別にご指定がないかぎり、建具はすべて既製品を使わずにひとつひとつ建具職人さんに作ってもらっています。。


 

2階バルコニーの内側には大きなカウンター付きの家事室を作りました。写真には2つしか写っていないですが、このカウンターにはコンセントを3カ所に付けています。塾の自習室のように3人並んでパソコンを使うことも可能です。


 

家事室のとなりのモダンな和室はご夫妻の寝室です。濃い青緑色のレミリア(エコフリースのカラーバージョン)を壁の一面に貼り、アクセントウォールとしています。


 

主寝室は2方向から出入りができるようになっています。右側の引き戸の上のガラス建具も、引き戸にはめ込んだ小さなガラスも、前の家で使っていたガラスの再利用です。


 

大型のファミリークローゼット。手前に1本だけ色の濃い柱が立っています。これは前の家の居間にあった家族の思い出がたくさんつまった柱です。


 

以上、I様邸の完成写真でした。「施工事例集」ではこちらで紹介した写真以外にもたくさんの写真を紹介しています。ぜひご覧ください。

 

 

◎調布市・K様邸(ビルトインガレージの家)

先月、上棟の様子を紹介したK様邸。今月は気密施工の様子からレポートを始めたいと思います。

小野寺工務店はゴールドコートという防水気密塗料を建物の外側全面に塗ることで、高い気密性能を実現しています。塗る前のゴールドコートはドロッとした黄色い液体ですが、塗ってしばらくするとゴムのような伸縮性のある塗膜に変身します。

下の写真は、気密上の弱点となることの多い窓枠まわりと耐力面材の継ぎ目にゴールドコートを塗っているところ。この時、ジョイントテープという伸び縮みするテープといっしょに塗り込んでいきます。


 

窓枠まわりと耐力面材の継ぎ目にゴールドコートをしっかり塗り込みました。このあと壁全体にゴールドコートを塗っていきます。


 

ゴールドコートによる気密施工完了!右下のホワイトボードに書いてあるようにゴールドコートは二度塗りをして仕上げています。


 

ビルトインガレージの入口でなにやら相談しているのはシャッター工事の職人さんです。K様邸に設置するシャッターはリクシルのクアトロシャッター(電動式)。黒いシャッターにしたいというリクエストがあり、いろいろ調べた結果、このシャッターに辿り着きました。


 

ビルトインガレージの内壁は、写真の貼り紙に書いてある通り、石膏ボードのままでのお引き渡しになります。内装はあとでOSB合板を貼るか、ペンキを塗るか、K様がDIYで仕上げられます。


 

蛇口をガレージ内のどのあたりに取り付けるかを書いたメモ。通常こういったことは石膏ボードの上に書くのですが、石膏ボード仕上げのK様邸の場合はそれができないので、適当な紙に書いて壁に貼っています。蛇口の絵が妙にリアルなのは、担当者の遊び心です(笑)。


 

下の写真は、K様邸の玄関土間。これからネオマ断熱ボードを1階東側のコンクリートの内壁に貼っていきます。ちなみにネオマ断熱ボードは、高性能断熱材のネオマフォームと石膏ボードが一体になった製品で、コンクリート面についてはこれを貼ることで、断熱施工と内装が同時に完成します。


 

ネオマ断熱ボードを専用の接着剤を使って貼り付けていく職人さん。建物東側の内壁がコンクリートになっている理由は前月号のブログで詳しく書いています。気になる方はぜひご覧ください。


 

貼り付け作業が終わりました。


 

貼り付けたネオマ断熱ボードを上から見たところ。(1)がコンクリートの壁。コンクリートの厚みは180ミリありますが、上に105ミリの土台が載って外側に35ミリ出て、残りの40ミリが見えている状態です。(2)がネオマフォーム。(3)が石膏ボードです。ちなみにコンクリート部分の断熱施工はこれで終わりではなく、外側からEPSボード75ミリを貼っていきます。


 

ガレージの中に充填断熱用の断熱材、セルロースファイバーが運び込まれてきました。これからこれを壁の中に吹き付けていきます。


 

セルロースファイバーを壁の中に吹き付けていく職人さん。セルロースファイバーの繊維の中にトウモロコシのでんぷんから作った糊が混ぜられていて、霧状の水といっしょに吹き付けることで、壁の中に貼りつく仕掛けです(ウォータースプレー方式といいます)。


 

セルロースファイバーによる充填断熱工事が完了しました。家づくりはまだ3合目といったところです。


 

[おまけ]
階段の一番下の段。見た目は扁平なミカン箱のようですが、箱の中はタテヨコ縦横無尽に板が立っていて、ものすごく頑丈な構造になっています。この段のためだけに施工図(製作図面)を書いています。


 

 

◎調布市・M様邸(L字型の土間リビングのある家)

9月中旬に上棟を行いました。下の写真は、上棟開始から2時間後のM様邸。あやしげな空模様の下、雨が降らないことを願いつつ、テキパキと上棟を進めます。


 

雨に降られることなく、無事に上棟が終わりました。夕焼けがきれいな日でした。



 

屋根の一番高いところに幣串(へいぐし)を飾り付けました。幣串は家内安全と魔除けの飾りです。しばらく飾った後に取り外して、あらためて屋根裏に取り付けます。


 

上棟の翌日、野地板(屋根の下地材)を貼りました。


 

貼ったばかりの野地板を下から見上げたところ。野地板を貼ると一気に家らしくなります。


 

上棟から1週間後、電気打ち合わせを行いました。電気打ち合わせでは、コンセントの位置、スイッチの場所、照明の取付位置などを、現地でひとつずつ確認していきます。(手前のお二人がM様ご夫妻です。)


 

 

(続く)

 

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