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月刊小野寺工務店【Monthly Onodera】

Date:2019年6月29日 |

今月も3棟の新築工事と1棟の戸建てリノベーション工事が進行しています。家づくりの技術は日進月歩で進化しています。新しいテクノロジーに果敢に取り組む小野寺工務店と職人たちの姿をぜひご覧ください。

最初に目次です。
1.調布市・T様邸(薪ストーブと地下室と巨大木製サッシのある家)
2.調布市・A様邸(チタンメタリックのガルバリウムの外観がカッコいい家)
3.三鷹市・M様邸(家全体の空間がゆるやかにつながるアウトドアリビングのある注文住宅)
4.調布市・H様邸(戸建てリノベーション)

 

◎調布市・T様邸(薪ストーブと地下室と巨大木製サッシのある家)

浴室の作り方には、住設メーカーのシステム(ユニット)バスを利用する方法と、防水加工を施した床や壁にタイルを貼って仕上げていく昔ながらの在来工法(在来浴室と言ったりします)の2つがあります。

在来工法は、浴室の大きさやタイルの柄、浴槽の種類などを自由に選べるという長所がある反面、防水処理やタイル施工に手間がかかるため、どうしてもコスト高になってしまいます。

なぜこんな話を書いたかというと、T様邸の浴室は在来工法の浴室だからです。

前置きが長くなりました。T様邸の工事レポート始めます!
下の画像はTOTOのホームページから拝借してきた「スーパーエクセレントバス」の画像です。このスペシャル感あふれる浴槽がT様邸の浴槽です。


 

強力なジェット水流と気泡のお風呂でリフレッシュしたいというのが、T様のリクエストで、システムバスを前提に探してみたのですが、なかなか希望に叶うものがなく、最終的に辿りついた結論が、TOTOの「スーパーエクセレントバス」を使用した在来浴室というわけです。「スーパーエクセレントバス」は、専用外部ポンプからの強力なジェット水流が特徴の浴槽です。

 

在来浴室の工事は底面にモルタルを敷くところから始まります。水色のスタイロフォームで囲んだ凹みは、排水口になるところです。ニョキっと突き出ているオレンジ色の配管はジェット水流を生み出す外部ポンプからのエアーの配管です。


 

モルタルが乾いたら、壁面全体にFRP防水処理を施します。


 

防水処理の後、浴槽の高さまでモルタルを塗り上げました。この状態で浴槽の到着を待ちます。


 

ドーン!スーパーエクセレントバスが浴室に到着しました。すぐに給水とエアーの配管を行い、機能テストを行います。


 

テストが終わると、ブロックとモルタルで浴槽の固定を行います。T様の夢が叶うステキな浴室の完成まで、まだ長い道のりがあります。


 

 

◎調布市・A様邸(チタンメタリックのガルバリウムの外観がカッコいい家)

前回基礎工事の様子をレポートしたA様邸。今回は上棟→防蟻工事→屋内給排水工事→制震テープ施工の様子を駆け足でレポートしていきます!

【上棟】
上棟を前に土台を敷いていきます。これは上棟の数日前の作業です。


 

出来上がった土台には雨予防の養生シートを施しておきます。


 

抜けるような青空の下、上棟が始まりました。電線の多い現場なので、ピタゴラスという途中に関節のあるクレーン車を使います。


 

まずは1階の柱を建てていきます。


 

2階の床が出来上がりました。20年ほど前から頑丈な床板を構造材として組み込む「剛床工法」が一般的になり、上棟時に床ができあがるようになりました。余談ですが、剛床工法のおかげで、上棟時の大きな事故も減りました。

床ができると、きれいにホコリを払い、その上から透明の養生シートを敷いていきます。この養生シートは巨大なサランラップみたいなもので、雨が降った際の水の浸透を防ぎます。


 

2階の天井ができあがりました。


 

2階天井ができあがると、つぎに屋根に取り掛かります。


 

下から見上げた上棟中のA様邸。バルセロナにあるサグラダ・ファミリアみたいだと思いませんか?上棟はまもなく完了です。


 

【防蟻工事】
上棟から数日後、防蟻工事が始まりました。下の写真は、防蟻剤を丁寧に塗る多能工の「ともちゃん」です。サッカー元日本代表監督のイビチャ・オシム監督が言うところの「ポリバレント」な職人さんです。(わかりずらい表現で申し訳ありません!)


 

小野寺工務店では数年前から「ボラケア」というホウ酸塩を主成分にした防蟻剤を使用しています。人体に害がなく、半永久的に効果が長持ちします。


 

【屋内給排水工事】
防蟻工事が終わると屋内給排水工事です。真ん中にしゃがみこんでいるのが、水道工事の職人さんです。いろんな職人さんの協力で家づくりは進みます。


 

配管工事完了です。2階の浴室になる空間を下から見上げて撮った写真です。


 

【制震テープの施工】
A様邸では、超強力な粘着テープを家全体に張り巡らすことで地震の揺れを軽減する最新の制震装置「制震テープ」を採用しています。

この制震テープは、高層ビルの制震装置で使用する粘弾性体をテープ状に加工したもので、国立研究開発法人防災科学技術研究所と東京大学などの共同研究により開発された最新の住宅用制震システムです。

小野寺工務店でも採用するのは初めてなので、A様邸の建築現場にメーカー(アイディールブレーン社)の技術者に来ていただき、彼の指導のもと、丁寧に施工を行いました。

制震テープの施工も多能工「ともちゃん」の出番です。新しいノウハウやテクノロジーに果敢に取り組むまじめで信頼できる男です。


 

メーカーのアイディールブレーン社の技術者も思わず感嘆の声を上げた「ともちゃん」の丁寧な仕事です。(丁寧に貼りすぎて、途中で制震テープが足りなくなり、追加発注して貼り終えました)


 

 

◎三鷹市・M様邸(家全体の空間がゆるやかにつながるアウトドアリビングのある注文住宅)

駐車場として使っていた土地に家を建てるM様邸。造成工事から家づくりが始まります。

ショベルカーで駐車場のアスファルトを剥がしていきます。その後、写真に写っている万年塀も撤去します。


 

造成工事が終わりました。6月末から基礎工事が始まります。


 

 

◎調布市・H様邸(戸建てリノベーション)

H様邸の戸建てリノベーション工事も順調に進んでいます。

下の写真は、古いフローリングを剥がして、下地材の表面に残る接着剤の跡を削り取っている大工の後ろ姿です。


 

床暖房の工事も始まりました。1階床面のほぼ全面に床暖房を設置します。H様邸の床暖房は温水式で、しかもパネル化した炭を敷き詰める形式。遠赤外線の力でポカポカ暖かい暮らしが実現します。

 

 

(2019年7月号に続く)

 

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