東京・調布の注文住宅は小野寺工務店

おかげさまで創業60周年

フリーダイヤル0120-405-233(月-土/9:00〜18:00)

月刊小野寺工務店【Monthly Onodera】

Date:2022年2月28日 |

先月の調布市MM様邸に続き、今月は世田谷区S様邸の完成写真をご紹介します。また調布市で新しくN様邸の家づくりが始まりました!DIYが趣味の奥様のための大きな土間と印象的なドーマーのある家です。

目次
1.世田谷区・S様邸(大きな吹き抜けのある注文住宅)
2.府中市・N様邸(セカンドリビングのある注文住宅)
3.調布市・NA様邸(ドーマーと土間のある注文住宅)

 

◎世田谷区・S様邸(大きな吹き抜けのある注文住宅)

では早速、完成したS様邸の紹介を始めたいと思います。

まずはS様邸の外観です。建物の角に設けた、大きな縁取りが外観上のアクセントになっています。縁取りの中はウェスタンレッドシダーを貼って仕上げています。


 

S様邸のエントランスです。南西の角地に建つS様邸、普通は道路に面した南側か西側に玄関を設けるのですが、S様邸の場合は、「隠れ家のように、狭い通路を入ったその先に玄関を設けたい」というご主人からのリクエストを受け、あえて北側に玄関を設けています。下の写真は、敷地の奥から、玄関前の通路を撮影しています。


 

こちらは夕方に撮影したエントランスの写真です。玄関まわりの壁にはウェスタンレッドシダーを採用し、軒天の根元には屋外用の間接照明を取り付けています。玄関ドア横に大きなFIX窓を設置していますが、正面が隣家の植栽(借景)なので、外部からの視線が気になりません。


 

S様邸の玄関ホール。右側の壁には天然石材のバンピーウォールを施工しています。高級感のある素材です。バンピーウォールの中のFIX窓をご覧ください。窓のフチの中まで石を張り込んで、石の中にガラスだけが嵌め込んであるように見せています。細かい施工で手間がかかりますが、出来栄えはかっこいいです。


 

玄関ホールから撮影したS様邸の屋内。正面にあるのは、このブログで製作工程を何度も紹介してきた鉄製の吊り階段です。1階の床材は無垢のオーク材。玄関の上がり框(かまち)の下にも間接照明を仕込んでいます。


 

玄関横のシューズクローク。こちらから家に上がると、リビングを通らずに直接洗面室に行くことができます。天井の黒いパイプはコートなどの衣類を掛けるために設置したものです。


 

大きな吹き抜けのあるS様邸のLDK。玄関の壁面に貼ったものと同じバンピーウォールをTVボードの背面にも貼っています。


 

もう一枚、角度を変えて撮ったLDKの写真。


 

S様邸のシステムキッチンは、セラミックトップが人気のリシェルSI。真ん中に空いている大きなスペースは、ミーレの食洗器用。コロナ禍による半導体不足で製品が欠品状態のため、後日入荷次第に取り付ける予定です。背面カウンター家具は小野寺工務店で造作しています。


 

S様邸の大きな吹き抜けスペース。この吹き抜けを実現するために、S様邸の構造材には一部LVL材を採用しています。2階ホールの手すりは木製ですが、吊り階段を支える鉄製ポールと同じ色になるように塗装しています。手すりの下部分にはポリカーボネートの透明パネルを入れています。


 

S様邸の見どころのひとつの吊り階段。鉄の踏板を木の板で包み込むという手の込んだ方法で、意匠性と強度を両立させています。吊り金具が等間隔になるように踏板の奥行きをミリ単位で設計しています。この写真ではわかりづらいですが、手すりの裏側に間接照明を仕込んでいます。


 

高窓から陽射しが入る明るい洗面化粧室。手前が造作した大型の洗面化粧台、その向こうにある四角い箱はガス乾燥機の「乾太くん」、そしてその奥がバスルームです。広くて、使い勝手の良い洗面化粧室ができあがりました。


 

ここからは2階の紹介です。下の写真は大きなウォークインクローゼットのある主寝室です。


 

子供部屋1


 

子供部屋2。写真はないですが、2つの子供部屋とは別に書斎用の洋室があります。


 

ロフトへ上がる木製のスケルトン階段


 

固定階段で上がる使い勝手の良いロフトスペース


 

[おまけの写真]
こちらはS様がご自分で撮影された、夜の吊り階段です。手すりの裏側に仕込んだ間接照明の光が幻想的な雰囲気を醸し出していると思います。


 

S様邸の完成写真はいかがだったでしょうか。「施工事例集」では、もっとたくさんの写真を紹介しています。ぜひそちらもご覧ください。

 

 

◎府中市・N様邸(セカンドリビングのある注文住宅)

順調に工事が進むN様邸。下の写真は、耐力壁の上から「ウェザーシール」という防水塗料を塗っている職人さんです。ウェザーシールは乾くとゴムのようになり、水はもちろん空気もほぼ通さないので、高い気密性能の家を実現するためには、なくてはならない素材です。


 

下の写真は、N様邸に設置した熱交換型の24時間換気システムです。ケィ・マックインダストリー社の「aire」という製品を入れています。


 

熱交換型の24時間換気システムは、大手のパナソニックをはじめ、いろいろな会社から出ていますが、aireの良いところは、本体を裏返して設置することができ、その場合、1階の天井ではなく、2階の床を開けてメンテナンスができる点です。

24時間換気システムの最大の難点は、天井に設置した本体のメンテナンス作業(フィルターの掃除)を年2回、必ずしないといけない点です。メンテナンスのために、椅子や脚立に上る必要があり、それはなかなか大変な作業です。この面倒で危険なメンテナンス作業を、2階の床を開けてできるようにした点が、aireの画期的なところです。

電気配線や給排水の配管、24時間換気システムのダクトの配管が終わると、屋内の断熱工事が始まります。小野寺工務店では、標準の断熱材としてアップルゲートのセルロースファイバーを採用しています。下の写真はブロワーというセルロースファイバーを吹き付けるための機械に、セルロースファイバーをほぐしながら入れている職人さんです。


 

屋根裏に貼ったシートの中にセルロースファイバーを吹き入れていく職人さん。ホースを入れるために開けた穴は、この後ひとつずつ丁寧に塞いでいきます。


 

屋根裏の断熱工事が終わりました。天井部分はシートを貼ってその中に吹き入れていきますが、壁面はシートを貼らずにそのまま吹き付けていきます。トウモロコシを原料とする糊成分があらかじめ混ぜてあり、ほんの少しの水分といっしょに吹き付けることで、壁面に強力に固着するのがアップルゲート社のセルロースファイバーの特徴です。


 

 

◎調布市・NA様邸(ドーマーと土間のある注文住宅)

調布市で新しくNA様邸の家づくりが始まりました。大きな土間のある家です。

下の写真の土地がNA様邸の敷地です。土地探しから家づくりを始められたNA様がこの土地を購入されたのは、昨年の3月。小野寺工務店のスケジュールがいっぱいで、しばらくお待ちいただいて、ようやく設計がスタートしたのが昨年の8月。そして今回、いよいよ建築工事が始まるということで、しばらく放っておいたせいで雑草だらけになった敷地の草刈りから家づくりが始まります。


 

草刈りを担当したのは、小野寺工務店の女性3名。疲れ果てて帰ってくるかと思いきや、思いのほか楽しかった!と笑顔で会社に帰ってきました。


 

草刈りを終え、きれいになった敷地。


 

建築工事はまだ始まっていないのですが、新居に植栽する植木はすでに少しずつ届いています。写真の植木は、生け垣によく使われるレッドロビンです。NA様の新居にたいする熱い思いが、フライング気味の植木からビシビシ伝わってきます。


 

基礎工事が始まりました。来月号では、基礎工事の様子を詳しくレポートしたいと思います。


 

(続く)

 

アーカイブス

このページのトップへ