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月刊小野寺工務店【Monthly Onodera】

Date:2020年1月30日 |

少し前になりますが、ニュース番組で中学生が書き初めをしている様子が紹介されていました。書いている文字はみんな同じで「新たな決意」です。子どもたちそれぞれどんな決意を持って2020年を迎えているのかな?などと考えながら、新しい年を「新たな決意」とともに迎えるのは、素敵だなと思いました。
というわけで、2020年最初の月刊小野寺工務店、新たな決意とともにお送りしたいと思います。

最初に目次です。

1.三鷹市・M様邸(家全体の空間がゆるやかにつながるアウトドアリビングのある注文住宅)
2.杉並区・F様邸(土間と隠れ家スペースのある注文住宅)
3.稲城市・T様邸(大きな吹き抜けと回廊のある注文住宅)
4.杉並区・K様邸(中庭のある注文住宅)
5.杉並区・S様邸(バルコニーと書庫でつながる完全分離型の二世帯住宅)

 

◎三鷹市・M様邸(家全体の空間がゆるやかにつながるアウトドアリビングのある注文住宅)

昨年の4月に始まったM様邸の家づくり。無事に引き渡しが完了しましたので、今回は完成写真とともにM様邸の家づくりを振り返ってみたいと思います。(詳しくはM様邸の施工事例をご覧ください

まずはM様邸の外観から。片流れのシンプルな屋根が特徴のモダンな外観です。西日とプライバシーを考慮して、道路側の窓は少なめに配置しています。


 

この写真は、玄関ドアを開けてそのまま正面を見たところです。目の前に明るいリビングが広がります。1階のフローリングにはオークの無垢材を施工しています。オークは木目がはっきりしているので、家の中が落ち着いた印象になります。また耐水性が良いので、飲み物をこぼしたりしても、しみになりにくいのも長所です。余談ですが、ウイスキーの樽の材料はオークです。


 

M様邸の玄関ホールは、リビング方向とキッチン方向の2方向から出入りできるようになっています。下の写真は玄関ドアから中に入って、すぐ左を見たところです。たっぷりのシューズクロークの先に手洗いスペース(左側ですが、この写真ではわかりづらいです)とトイレのドア(右側)があり、その奥はキッチンです。手洗いスペースがこちらにあるので、ご家族の基本的な動線はこちらになります。


 

キッチン側から手洗いスペースとシューズクロークを撮影しました。


 

続いてリビングの写真です。大きな掃き出し窓の向こうにはウッドデッキがあります。吹き抜けの下には約3帖分の広さのタタミスペースを作りました。


 

吹き抜け下のタタミスペースから見たM様邸のLDK。あぐらをかいて座るとちょうどこんなかんじの視界になります。

 

キッチンの近くには勉強したり、本を読んだり、パソコンを見たりできるカウンターを造作しました。


 

2階ホールから吹き抜けを見た写真です。正面の階段はロフトに上がる階段です。2階の床はアカシアの無垢材を使っています。


 

2階の主寝室です。将来的に2部屋に分けられるようにドアを2つ付けています。左奥にあるのはロフトに上がる梯子です。


 

収納スペースはもちろん、書斎や子供の遊び場としても使えるロフトです。


 

M様邸の洗面室とバスルームです。横長の特注の洗面台と大きなミラーがポイントです。


 

洗面室の隣には2帖ほどの広さの収納兼家事室があり、その先にはベランダに出る扉があります。洗濯して、干して、乾かして、収納するという一連の家事がほんの数メートルの移動でできるようになっています。


 

M様邸の完成写真はこちらの施工事例ページでたくさん紹介しています。ぜひご覧ください。

 

 

◎杉並区・F様邸(土間と隠れ家スペースのある注文住宅)

続いてF様邸の工事レポートです。まずは外観の写真から。この写真ではよくわからないですが、モスグリーンのガルバリウム鋼板を採用しています。


 

もう一枚、外観の写真を紹介します。F様邸の外壁は、2階から上はガルバリウム鋼板ですが、1階はウイルウォールという天然の木材に防火処理を施した外壁材を使っています。ウイルウォールは国土交通省の防火と耐火の認定を受けている外壁材で、準防火地域でも安心して使用することができます。窯業系のサイディングパネルにはない、天然の木材ならではの味わい深さがウイルウォールにはあります。


 

下の写真は、キッチン戸棚の塗装に勤(いそ)しむF様ご夫妻です。セルフビルドは建築コストの削減を目的にされるケースが多いですが、モノを作ることそれ自体が楽しい作業ですし、家への愛情も増すのでおすすめです。


 

ご両親が塗装作業に熱中している間、お子様はタブレットに夢中(なのかな?)


 

2階からロフトに上がる階段に踏み板が付きました!


 

その後、壁紙の工事も始まりました!完成まであと少しです!


 

 

◎稲城市・T様邸(大きな吹き抜けと回廊のある注文住宅)

T様邸も完成に向けて順調に工事が進んでいます。

下の写真はT様邸の吹き抜けリビングです。注目していただきたいのは、リビングの天井板と軒天に貼った板。素材をウエスタンレッドシダーに統一することで、内外の境界をなくし、視覚的な広がりを実現しています。


 

この写真の方が、わかりやすいかもしれません。下がり壁のない天井付けの大開口サッシと、天井板と軒天を同じ素材にする設計テクニックの合わせ技で、家の中にいても外にいるような開放感を味わうことができます。

ちなみに写真に写っている職人さんは塗装屋さんです。軒天に耐久性を上げるための塗装を施しているところです。大型のサッシはYKKAPのトリプルガラスの樹脂窓「APW430」です。


 

スケルトン階段もできあがっています。この後、スチール製の手すりを付けていきます。


 

玄関ドア正面の古材を組み合わせたアクセントウォールも出来上がりつつあります。写真が暗くてイマイチですが、家全体ができあがって照明が当たると見違えるような印象になるはずです。


 

最後にもう一枚。玄関ホールの間仕切り壁に取り付けた有孔ボードです。帽子を掛けたり、カバンを掛けたり、カギを掛けたり、コートを掛けたり、大活躍する予定です。


 

 

◎杉並区・K様邸(中庭のある注文住宅)

前回上棟の様子をレポートしたK様邸。今回は、上棟後の現場打ち合わせ~断熱工事~気密測定の様子を紹介していきます。

まずは上棟後に受けたJIO(日本住宅保証機構)の検査員の方による構造躯体検査の様子です。土台、柱、梁、接合金物などが正しく施工されているか、念入りにチェックをしていただきます。(もちろん合格でした)


 

躯体検査が終わると現場打ち合わせを行います。現場打ち合わせというのは、上棟が完了した建物の中で、スイッチやコンセント、照明などの位置をお客様といっしょに確認していく作業です。

スイッチやコンセントの位置や数は図面上で何度も打ち合わせをして決めているのですが、実際の建物の中で確認すると、「もう少し手前がいい」とか「夜トイレに行くときのことを考えると、ここにも照明のスイッチがほしい」とか様々な要望が出てきます。

この後、断熱工事をするとスイッチやコンセントの移動や追加ができなくなるので、このタイミングでしっかりチェックを行い、追加のご要望をもれなくうかがいます。

下の写真はK様邸の現場打ち合わせのひとコマです。


 

その際には、できるだけイメージがしやすいように、ドアホンの画面を貼り付けたりもします。


 

現場打ち合わせ終わると、断熱工事が始まります。下の写真は、水で100倍に発泡するモコフォームという断熱材を吹き付けているところです。断熱工事専門の職人さんが施工します。


 

断熱工事が完了したK様邸です。びっちりと隙間なく断熱材が充填されています。

 

断熱工事が終わると気密測定試験を行います。このバズーカみたいな機械で家の中の空気を無理矢理外に排出し、その後どれぐらいの時間で家の中の気圧が元通りになるかを調べて、気密性能を測るしかけです。


 

[おまけの写真]
K様邸は3区画の分譲地での家づくりです。下の写真の一番左側が現在建築中のK様邸です。真ん中がいち早く完成したハウスメーカーのお家で、右側が一番遅くに着工された別の工務店さんのお家です。

こういう現場で大工さんや現場監督は他の会社の大工さんや現場監督とどういう関係かと言いますと、ライバル心むき出しでピリピリした雰囲気が漂うなんてことは一切なく、情報交換をしたりしながら、和気あいあいとしたムードです。

建材や工具、工法など、建築の世界は技術の進歩が速いので、他社の職人さんから得るものも少なくありません。


 

 

◎杉並区・S様邸(バルコニーと書庫でつながる完全分離型の二世帯住宅)

前回基礎工事の「基」の字ぐらいまでの様子を紹介したS様邸。今回は残りの「礎工事」の様子とその後の棟上げ(上棟)の様子をレポートしたいと思います。

すき間なく敷き詰めたパフォームガード(基礎用の断熱材)の上から基礎の配筋を組んでいきます。


 

きれいに組み上がった基礎の配筋。現代美術の作品のようでもあります。


 

少し遠くから出来上がった基礎配筋を撮影しました。いつも通り「密」に組まれています。


 

JIO(日本住宅保証機構)の検査員による配筋検査の様子です。鉄筋の太さ、鉄筋のピッチ(間隔)、鉄筋のつなぎ方などをかなり丁寧に見ていきます。


 

配筋検査に合格すると、いよいよコンクリートの打設が始まります。ふたり一組で、片方がホースから流し入れながら、もう片方が隅々まですき間なく入るよう攪拌(かくはん)棒でかき混ぜながら、打設は進んでいきます。


 

仲良く打設する基礎の職人さん達。息ピッタリです。


 

底面の打設が滞りなく終わりました。


 

底面のコンクリートがしっかり固まったら、今度は立ち上がり部分を作っていきます。まずは立ち上がり部分の型枠を組んでいきます。


 

型枠の中にドバドバと、コンクリートを流し込んでいきます。これも2人一組での作業になります。


 

基礎が完成しました!


 

休む間もなく、足場を組み、土台となる木材を搬入していきます。


 

土台を組み終えたら・・・


 

上棟が始まります。足場の鉄筋がTBSの「SASUKE」のファイナルステージのようになっていますが、これは構造材を吊り上げるクレーンの腕(ブームと言います)がぶつからないようにわざとこのようにしているのです。


 

1階ができあがりました!


 

2階の天井の梁まで組み上がりました!


 

大きな家なので、2階の梁を組み上げた段階で日が暮れつつあります。


 

無事上棟完了!すっかり日が暮れてしまいました。冬の上棟は日が短いので大変です。


 

 

(2020年2月号に続く)

 

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