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月刊小野寺工務店【Monthly Onodera】

Date:2019年8月31日 |

深大寺そばの八起さんの大規模リフォームが始まりました。歴史ある地元の老舗から工事を依頼されるのは、同じ地域で仕事をしている工務店としてうれしいかぎりです。

最初に目次です。
1.調布市・T様邸(薪ストーブと地下室と巨大木製サッシのある家)
2.調布市・A様邸(チタンメタリックのガルバリウムの外観がカッコいい家)
3.三鷹市・M様邸(家全体の空間がゆるやかにつながるアウトドアリビングのある注文住宅)
4.調布市・H様邸(戸建てリノベーション)
5.杉並区・F様邸(土間と隠れ家スペースのある注文住宅)
6.稲城市・T様邸(大きな吹き抜けと回廊のある注文住宅)
7.調布市・深大寺そば八起(店舗リフォーム)
 

◎調布市・T様邸(薪ストーブと地下室と巨大木製サッシのある家)

T様邸の外壁工事が終わりました。2階部分が一文字葺きのガルバリウム鋼板、1階部分がダークグリーンのジョリパットの吹き付け仕上げになっています。薪ストーブの煙突と大きな木製サッシの印象もあいまって、まるで山荘のような佇まいです!


 

屋内の工事も順調に進んでいます。まずはキッチンから。紺色のシステムキッチンとカフェオレ色のタイルの組み合わせになっています。手前の吊戸棚とキッチンカウンターの造作も完了しています。


 

大きな木製サッシのあるリビングも完成しています。


 

薪ストーブも設置しました。薪ストーブの後ろの壁にはレンガを施工しています。


 

薪ストーブの背面の壁ですが、薪ストーブの熱で壁が焦げたりしないよう工夫をしています。下の写真はレンガの下地を撮影したものです。



レンガを壁にそのまま貼ると、熱せられたレンガによって、壁の中が炭化してしまいます(焦げてしまいます)。

そこで、小野寺工務店では、壁にパンチングメタル(穴の開いた鉄板)を板状に加工したボードを貼り、その外側にステンレスパイプを使って通気層を作り、さらにその外側に強力な耐火・耐熱性能を持つALCボード(軽量気泡コンクリート)を重ね、最後にこのALCボードの上からタイルを施工しています。ここまでやれば安心です。

工事レポートに戻ります。強力なジェット水流が発生するスーパーエクセレントバスもこの通り!


 

T様からご支給の洗面ボウルと鏡の施工も完了しています。


 

最後にフローリングのロッジポールパイン材を塗装している職人さんの写真です。二回目の塗装をしているところです。窓際の床を見ていただきたいのですが、T様邸のリビングはフローリングを全面に敷くのではなく、窓際はタイルになっています。T様のアイデアなのですが、おしゃれですよね。


 

 

◎調布市・A様邸(チタンメタリックのガルバリウムの外観がカッコいい家)

A様邸では外壁工事が始まりました。外壁はチタンメタリックのガルバリウム鋼板です。


 

もう一枚、施工中のガルバリウム鋼板の写真を載せておきます。ガルバリウム鋼板は衝撃に弱く、ちょっとしたことで凹んだり傷ついたりしてしまいます。細長いガルバリウム鋼板を足場に当てないように施工していくのはかなり気を遣う作業です。


 

家の中では大工工事が進行中です。階段を造作中の大工です。


 

A様邸は耐震等級3を取得する関係で、通常の建物よりたくさんの耐震ボードが入っています。階段スペースも例外ではありません。(下の写真の下の方に写っているダイライトMSと印字されているボードが耐震ボードです)耐震ボードを切り欠きして階段を据え付けるわけにいかないので、実はA様邸の階段工事はかなりの難工事でした。


 

A様邸の階段の手すりです。大工の細かな手仕事の成果です。


 

こちらは塗装の色見本を作っている職人さんです。杉やヒノキなど木の種類が違うと同じ色の塗料を塗っても違う色になったりします。
「イメージしていた色と違う(悲)」といったことを避けるために、実際に塗装するのと同じ木を使って色見本を作るようにしています。


 

A様による色見本チェックが終わって、塗装を進める職人さんです。仕事をする職人さんはキリっとしていてカッコいいですねー


 

 

◎三鷹市・M様邸(家全体の空間がゆるやかにつながるアウトドアリビングのある注文住宅)

前回地鎮祭の様子を紹介したM様邸。いよいよ基礎工事が始まりました。

下の写真はM様邸の遣り方(やりかた)です。侵入防止用のただの柵だと思ったら大間違い!この遣り方が基礎の高さや外壁の位置の基準になります。


 

カネピタという道具で、「直角」を出す作業をしている基礎工事の職人さん。敷地の真ん中に直角に交差する2本の直線を引くことから基礎工事は始まります。この最初の直角を基準点として、歪みのない基礎を作っていきます。


 

上の写真から数日後、捨てコン(捨てコンクリート)を打ち、防湿シートを敷きこんだ状態です。真ん中に置いてある大きな発砲スチロールみたいなものは、基礎の下に敷くパフォームガードという断熱材です。小野寺工務店は一般的な床下断熱ではなく、基礎をすっぽりと断熱材で包み込む基礎下断熱を採用しています。


 

基礎の下と基礎の側面に断熱材を敷き終えたら、配筋作業が始まります。


 

配筋が終わると配筋検査です。珍しく女性の検査員の方でした。


 

配筋検査が無事に終わると、基礎コンクリートの打設が始まります。


 

2人一組で基礎の中に気泡が入り込まないように攪拌(かくはん)しながら流し込んでいきます。


 

底面に流し込んだコンクリートが固まったら、次は立ち上がり部分の基礎作りです。型枠を組むところから始まります。


 

型枠の中を覗くとオレンジ色の細長いネジのようなものが見えます。これは「NSP天端ターゲット」という道具で、このネジの上端までコンクリートを流し込むと、基礎の上端(天端(てんば)といいます)が水平に出来上がるしかけです。


 

立ち上がりのコンクリート打設が始まりました。


 

打設完了です!しばらくして型枠を外せば基礎完成となります。


 

 

◎調布市・H様邸(戸建てリノベーション)

HH様邸の戸建てリノベーション工事も順調に進んでいます。

外壁をきれいに塗りなおします。


 

和室の畳も新しくなりました。


 

壁紙も新しくなりました。


 

トイレはもちろん、キッチンも浴室も洗面台もすべて新しくなっています。完成までもう少しです。


 

 

◎杉並区・F様邸(土間と隠れ家スペースのある注文住宅)

下の写真は、F様邸の敷地に地縄張りをしている職人さんです。地縄張りとは、建築工事の一番最初に行う作業で、敷地内における建物の位置を赤い糸を使って示していく作業です。


 

 

◎稲城市・T様邸(大きな吹き抜けと回廊のある注文住宅)

7月25日に地鎮祭を行いました。いよいよ家づくりが始まります。(工事レポートは来月からです)


 

 

◎調布市・深大寺そば八起(店舗リフォーム)

深大寺そばの老舗、八起さんの大規模な店舗リフォーム工事が始まりました。

定休日を利用して、いっきに解体作業を進めます。参道に出っ張った切妻屋根の建物の右半分を解体します。


 

右半分の解体が終わりました。左半分はそば屋さんの営業に必要な場所なので、ぎりぎりまで後回しです。


 

解体した右半分に新しい基礎を作り、その上に新しい構造材を組み上げていきます。


 

新しい頑丈な構造材を建物の左部分までぐぐっと差し込んだら…


 

ここでようやく左側の屋根の解体です。


 

3日間の臨時休業の間に大急ぎで工事を進めていきます。


 

深大寺の参道は小学生の通学路です。コンクリートを混ぜる職人さんを興味深く見つめる子供たち。心温まるひとコマです。


 

 

(2019年9月号に続く)

 

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