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月刊小野寺工務店【Monthly Onodera】

Date:2024年1月31日 |

2024年最初の月刊小野寺工務店は、とんがり帽子風の屋根とL字型の土間リビングが特徴的な調布市M様邸の完成写真をメインにお届けします。ビルトインガレージのあるK様邸の家づくりもまもなく完成というところまで来ています。

目次
1.調布市・M様邸(L字型の土間リビングのある家)
2.調布市・K様邸(ビルトインガレージの家)
3.国分寺市・S様邸(やさしい日差しが入る北側採光の家)

 

◎調布市・M様邸(L字型の土間リビングのある家)

昨年の7月に家づくりが始まったM様邸が無事に完成いたしました。設計のお仕事をされているM様ご夫妻のたくさんの「やりたいこと」が詰まったスペシャルでユニークな注文住宅です。早速、完成写真を紹介していきたいと思います。

まずは絵本に出てくるようなとんがり帽子風の屋根が目を引く外観です。急勾配の屋根にドーマー窓を開けるというのが、M様ご夫妻のご要望でした。外壁の色はこの写真ではピンクっぽく見えますが、実際は薄いパープルです。


 

写真右上の出窓もM様ご夫妻のやりたかったことのひとつです。断熱性を確保するためにAPW430というトリプルガラスの樹脂窓を入れているのですが、重量級の窓サッシなので、設置にはかなり苦心しました。(苦心の様子は月刊小野寺工務店2023年11月で詳しくレポートしています)


 

玄関エントランス。ポーチは墨モルタルで仕上げています。直角に組み合わせた引き違い窓の向こう側にはL字型の土間リビングがあります。


 

リビングから見た玄関スペース。アールの下がり壁の向こう側に玄関ドアがあります。リビングの床には濃色アカシアの無垢材を使用しています。玄関から続く土間がそのまま土間リビングになります。


 

LDKの真ん中に配置したレトロでアンティークな印象のバーカウンター風のキッチン。ピカピカ光るオールステンレスのキッチンがカッコいいですね。


 

キッチンの背面カウンター下の収納ボックスはキャスターを付けて、ボックスごと引き出せるように造作しています。


 

キッチン上の吊り下げラックのスポットライトに注目!黒い鉄枠の中に配線を通して、スッキリみえるように工夫をしています。


 

拡大してみるとこんな具合です。我ながら(我が社ながら?)芸が細かい!


 

印象的な円形のシャンデリアはお客様の指定品です。


 

玄関ポーチと同じ墨モルタルで塗装した土間リビング。この後、どんな家具を置いて、どういう風に過ごされるのか?1年後が楽しみな空間です。


 

ジグゾーパズル柄のタイルを貼った1階の造作洗面台。鏡はM様がDIYで付けられる予定です。


 

階段を上がって、2階を見ていきましょう。


 

階段を上がってすぐ左側に造作したワークスペース。ご夫妻ともに設計のお仕事をされているので、大きな設計図面を広げられる大きさにしています。仕事をしながらふと顔を上げると、階段越しに外の風景が眺められるようになっています。


 

バルコニーに面したセカンドリビング。


 

もう一枚。セカンドリビングとバルコニーの写真。


 

セカンドリビングの横に設けた音楽室。


 

2階南側の主寝室。右奥の2面の窓が外観写真のところで紹介した出窓です。


 

ご夫妻ともに公共施設や大型商業施設の設計の仕事をされているM様。普段からさまざまな建築設備に触れられているせいか、遊び心いっぱいのアイテムがところどころに散りばめられているのもM様邸の特徴です。下の写真は2階洗面台に設置したバクの形の混合水栓。


 

お庭の立水栓は赤鉛筆です。


 

以上、M様邸の完成写真でした。「施工事例集」ではこちらで紹介した写真以外にもたくさんの写真を紹介しています。ぜひご覧ください。

 

 

◎調布市・K様邸(ビルトインガレージの家))

完成に向けて順調に工事が進むK様邸。たくさんの職人さんが入れ替わり立ち替わりしながら、仕上げの工事を進めてくれています。

ビルトインガレージの入口にしゃがみ込んでいるのは左官の職人さん。シャッターとコンクリート床面の隙間のチェックをしています。隙間ができるだけ小さくなるように、この後床面にモルタルを塗って微調整していきます。


 

こちらも左官屋さんのお仕事の様子。斜めに造形したキッチンの腰壁に仕上げのモルタルを塗っているところです。なかなかステキな感じに仕上がりつつあります。


 

ロフトに上がる鉄製階段を取り付ける鉄工屋さん。内装工事がすでに終わっているので、傷つけないように慎重に進めていきます。


 

取り付けた階段にペンキを塗るのは塗装屋さんのお仕事です。


 

階段の踏み板や手すりを取り付けるのは大工の仕事。さまざまな職人さんの手によって家はできあがっていきます。ちなみに、職人さんや材料の手配とスケジュール管理を行うのは施工管理(現場監督)の仕事です。


 

洗面台やトイレといった住宅設備の取り付けも終わっています。下の写真は、1階の洗面台。じつはこの洗面台、K様のアイデアで、サンワカンパニーのミニキッチン(コンロなしタイプ)を利用しています。斬新でカッコよくて、そして機能的な洗面台ができあがりました!


 

トイレにもちょっとした工夫があり、トイレ本体の色と壁や床の色を同じにしているのです。写真では伝わりにくいのですが、扉を開けた瞬間、なぞの異空間に吸い込まれるような不思議な感覚になります(これもK様のアイデアです)。


 

K様邸の敷地ですが、北側道路の正面に雑木林が広がり、四季折々の武蔵野の自然を感じることができます。下の写真は2階主寝室の窓から道路越しに雑木林を撮っているのですが、耳を澄ますと、キャキャキャという賑やかな鳥の鳴き声が聞こえてきます。


 

窓を開けてようく見ると、たくさんのインコが枝にとまっていました。逃げ出して野生化したインコたちのようです。


 

 

◎国分寺市・S様邸(やさしい日差しが入る北側採光の家)

前回、上棟の様子を紹介したS様邸。家づくりは順調に進んでいます。

屋内の木工事が進み、これから窓サッシを入れていきます。下の写真は2階リビングの北西側の掃き出し窓。道路側のバルコニーに面したこの窓が、S様邸で一番大きな窓になります。


 

リビング南側の3連窓。北道路の敷地で、東・南・西側を隣家に囲まれているS様邸では、プライバシーを考慮して、大きな窓ではなく小さな窓をたくさん並べて採光を確保する作戦を採用しています。


 

下の写真は、新聞紙をエアコンに見立てて、エアコンの取付位置とダクトホースの配管の位置を確認しているところ。窓が多いと、後々、エアコンの設置場所に困ることが多いので、この段階でしっかりチェックして、設置場所を決めておきます。


 

家の外ではゴールドコートによる気密防水施工が始まりました。ゴールドコートは乾くとゴムのような被膜に変身する塗料で、小野寺工務店の家はすべて、この塗料を家の外面全体に隙間なく塗ることで高い気密性能を実現しています。


 

耐震ボードの継ぎ目やサッシまわりなど、丁寧に塗らないと気密性能を損なう箇所からゴールドコートを塗っていきます。


 

ゴールドコートによる気密施工が完了しました。二度塗り仕上げで、家全体を超強力なゴム素材ですっぽり包み込みました。


 

気密防水施工が終わったタイミングで、気密測定を行い、計画通りの気密性能が実現できているかどうかを確認します。小野寺工務店ではすべての家で気密測定を実施しています。


 

気密測定が終わると、断熱工事が始まります。小野寺工務店では充填断熱(内側)+付加断熱(外側)という、壁の内側と外側に断熱層を作る二重断熱構造を採用しています。

下の写真は充填断熱に使用するセルロースファイバーが搬入されてきたところです。断熱工事の様子は来月号でレポートしたいと思います。


 

[おまけの写真]
リビングの吹き抜けに面したロフトの縦格子。格子と格子の間をあえて狭くして、すき間から光が洩れる様子をリビングから鑑賞する、そんな思惑でデザインされています。完成後、実際にどんなかんじに見えるのか?家づくりはまだ始まったばかりですが、早く見たくて仕方がありません。


 

 

(続く)

 

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