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月刊小野寺工務店【Monthly Onodera】

Date:2021年3月31日 |

リノリウムを家全体の床に敷き詰めるH様邸。スマホアプリでの陽当たり調査。調布飛行場内での倉庫建築など、今月も多彩なラインナップです。おすすめアイテム紹介コーナーではリンナイの乾太くんを紹介します。

最初に目次です。
1.小平市・H様邸(国産木製トリプルサッシと天然リノリウムの床の家)
2.世田谷区・M様邸(住宅密集地に建つ坪庭のある家)
3.調布市・MK様邸(吹き抜けのある注文住宅)
4.調布市・MM様邸(プラン作成中です)
5.調布市・調布飛行場内の倉庫建築
6.おすすめアイテム紹介のコーナー(4)/「リンナイガス乾燥機乾太くん」

 

◎小平市・H様邸(国産木製トリプルサッシと天然リノリウムの床の家)

まずは、順調に家づくりが進むH様邸のレポートです。

下の写真は、H様邸に到着したリノリウムのシートです。左側の電線のようなものは目地を埋めるために使う「溶接棒」という名前の建材です。
リノリウムはタイル状に加工されたものと、写真のようなシート状のものがあります。トイレや洗面室など限られた場所に施工する場合はタイル状のものを使うことが多いのですが、H様邸の場合は施工面積が大きいので、このようなシート状のものを使います。ちなみにH様邸で使用するリノリウムはフォルボ社の「マーモリウム」です。


 

リチウムやマグネシウムのような化学っぽい名前のせいか、塩ビシートなどと同じ化学建材と誤解されることの多いリノリウムですが、実際は、亜麻仁油と木粉などを原料とする天然素材です。1860年代にヨーロッパで普及したという話なので、江戸時代から存在する歴史ある素材ということになります。

リノリウムの施工でもっとも気を付けなければならないのが温度管理です。リノリウムは15℃以下になると固くなり、施工中に割れたりします。H様邸でリノリウムの施工を行った2月のこの日、温度が下がらないようにオイルヒーターとジェットヒーターで室内を温めながら作業を行いました。


 

ジェットヒーターで温めながら、リノリウムを仮敷きしていきます。


 

下の写真のように柱などで出っ張っている部分は丁寧にカットしていきます。数ミリでも隙間が空くと完成した時に目立つので、丁寧に施工を進めます。複雑な床の形状にあわせてリノリウムのカットが終わると、専用の接着剤で床面に貼り付けていきます。


 

リノリウムシートの貼り付けが終わると、目地の溶接作業が始まります。下の写真は、目地の部分をU字型に削った状態です。このU字型の溝に専用の道具を使って溶接棒を溶かし入れ、最後に平らに削ることで、ようやくリノリウムの床が完成します。


 

無事に目地の溶接作業が終わりました!


 

床工事に続いて、壁の塗装が始まりました。H様邸の内壁はラワン合板に直接ペンキを塗って、ラフなイメージに仕上げていきます。


 

壁の塗装が終わりました。ペンキは3度塗りで仕上げています。


 

H様邸のレポートはもう少し続きます。下の2枚の写真はH様邸に入る造作キッチンです。H様のご要望で、インテリアラーチという針葉樹のカラ松を原材料にした特徴的な木目の合板を使用して作っています。シンク一体型のステンレスの天板が、ステンレス工場から到着したので、寸法通りに収まるか確認しているところです。真ん中の空間にはミーレの食洗機が入ります。



 

最後にH様邸の外壁の写真を載せておきます。ホワイトのガルバリウム鋼板を横葺きにします。


 

 

◎世田谷区・M様邸(住宅密集地に建つ坪庭のある家)

前回、お清め式の様子を紹介したM様邸では基礎工事が始まりつつあります。下の写真は、掘り下げた敷地に防湿シートを敷いているところです。防湿シートは地面の湿気から建物の基礎を守ります。


 

防湿シートを押さえ込むように、周囲に捨てコンクリートを流し込んでいきます。基礎を作るためのまだまだ下準備の段階です。


 

捨てコンクリートが乾くと、ようやく本格的な基礎工事が始まります。その様子は来月号でレポートしていきます。


 

 

◎調布市・MK様邸(吹き抜けのある注文住宅)

調布市で新しくMK様邸の家づくりがはじまります。(調布市でイニシャルがM様となる家づくりが2つ同時に始まるので、MK様としました)ちょうど1年前に土地探しのご相談をいただき、昨年末に良い土地が見つかり、そしていよいよ家づくりが始まります。

下の写真の大きなアパートが建っている敷地が、MK様邸の建築予定地です。この写真は、昨年、一緒に土地探しをしている際に撮影したものです。ちなみに土地は更地渡しの条件での購入なので、アパートを解体するのは売主さんの役割です。


 

建築プランを作るためには、現地調査が欠かせません。陽当たりはもちろん、周囲の住宅の高さや形状、窓の位置などもチェックする必要があります。下の写真は、そんな現地調査の際に撮影した解体作業の様子です。地下室まであるアパートなので、解体作業はなかなかの難工事の様子でした。


 

きれいな更地となりました。いよいよ小野寺工務店の出番です!


 

 

◎調布市・MM様邸(プラン作成中です)

もうひとつ調布市で、家づくりの計画が進んでいます。こちらもイニシャルがM様なので、MM様としました。

こちらの家づくりも土地探しからのご相談でした。その後、10区画ほどの分譲地が見つかり、その分譲地にすることは早いタイミングで決められたのですが、どの区画にするかはずいぶん悩まれていました。

下の写真は、そんな区画で悩まれていた時期に撮影したスマホ画像です。SunSeeker(サンシーカー)というスマホアプリを使って撮影したものなのですが、このアプリはなかなかのスグレモノで、カメラに写る画像の上で、その場所の任意の日時の太陽の位置が確認できるのです。このアプリを使うと、四季それぞれの陽当たり具合が把握できます。


 

SunSeeker(サンシーカー)で陽当たり具合をしっかりチェックして、最終的に決められたのが、T字型の開発道路の突き当りにあるこちらの敷地です。


 

区画を決められたのは昨年の10月です。下の写真は最近の写真です。まわりの区画では家づくりが急ピッチで進んでいます。いよいよMM様邸も家づくりがスタートします。


 

 

◎調布市・調布飛行場内の倉庫建築)

調布飛行場内での共立航空撮影株式会社さまの倉庫建築ですが、プレハブ建築なので、あっという間にできあがりました。駆け足で振り返りたいと思います。

2月20日。基礎の配筋工事が終わりました。


 

2月22日。基礎コンクリートの打設を行いました。


 

2月28日。基礎完成。


 

3月3日。鉄骨の組み立て完了。階段も工場で作られてきたものを基礎に固定し、溶接するだけなので、あっという間です。


 

翌日、外壁パネルユニットの取り付けを行います。窓もあらかじめパネルに組み込まれているので、本当にあっという間にできあがっていきます。


 

鉄骨の組み立てから、ここまで4日です。おそるべし、プレハブ建築!土間コンクリートなどちょっとした工事は残っていますが、ほぼこれで完成です。


 

2階の足場からすぐ近くのセスナ機を撮影しました。これほどの距離から飛行機を見ることは当分ないでしょう。惜別の写真です。


 

 

おすすめアイテム紹介のコーナー(4)/「リンナイガス乾燥機乾太くん」

今回は、ここ最近の小野寺工務店のお客様に限っていえば、普及率100%(!)のテッパンおすすめアイテム、リンナイのガス衣類乾燥機「乾太くん」を紹介します。

衣類乾燥機の乾燥方式には「電気式」と「ガス式」の2種類があり、一般的な洗濯乾燥機は電気式で、乾太くんはガス式です。電気式とガス式の大きな違いは乾燥のパワーとスピード。ガス式は電気式と比べて、圧倒的な熱量を発生させることができるので、乾かすスピードも、一度に乾かすことができる量も、まるで違います。

リンナイのホームページのデータによると、乾かすスピードは一般的な洗濯乾燥機の約3倍。8㎏の洗濯物を約80分、5㎏なら52分だそうです。とにかく、洗濯乾燥機と違って、短時間に大量にカラッと乾かすことができます。

小野寺工務店のお客様の評判もすこぶる良くて、天候を気にせず干せるので、洗濯物をベランダに干すのを止めた方もいらっしゃいます。

乾太くんは、ガスの配管や排気ダクトの設置など、取り付けの際は工事が必要です。新築時に取り付ける場合は、他のガス配管工事といっしょに行うので、それほど手間が増えるわけでもないのですが、後付けしようとすると壁を壊すような大工事になり、出費もバカになりません。日本は1年で100日以上雨が降る、非常に雨の多い国です。家づくりの際は、忘れずに検討いただきたいアイテムです。

[おまけ]
乾太くんを設置すると、洗濯機を買い替えるとき、乾燥機能のない全自動洗濯機で済ますことができます。10kg対応の洗濯乾燥機が15万円ほどするのに対し、乾燥機能のない洗濯機は10万円弱で買うことができます。また、余計な機能が付いていないので、洗濯機が長持ちします。こういった点も乾太くんの隠れたメリットです。

 

[当社施工例]
稲城市M様邸の乾太くん


 

調布市I様邸の乾太くん


 

杉並区S様邸の乾太くん


 

調布市A様邸の乾太くん


 

[参考サイト]
リンナイの乾太くんの紹介ページ「ホームランドリー化計画」
https://rinnai.jp/lp/kanta/

 

(続く)

 


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