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「怒涛のいきおいで進むパッシブハウスの家づくり」と「調布飛行場で航空機給油車の車庫を作ります!」の巻/2024年5月号

Date:2024年5月30日 |

すべての現場の工事が順調に進んでいます。完成がみえてきた国分寺市S様邸では最後の仕上げ工事の様子を。三鷹市S様邸では職人さん総出で行った超重量級窓サッシの搬入の様子を。調布市K様邸では超耐震仕様の基礎工事の様子をレポートしています。また調布飛行場内で航空機給油車用のガレージ工事が始まりました。

目次
1.国分寺市・S様邸(やさしい日差しが入る北側採光の家)
2.三鷹市・S様邸(三鷹パッシブハウス(予定))
3.調布市・K様邸(スキップフロアと大きな土間のある家)
4.調布市・石野礦油様(航空機給油車用大型車庫)

 

◎国分寺市・S様邸(やさしい日差しが入る北側採光の家)

完成に向けて、家のあちらこちらで仕上げの工事が進んでいます。

下の写真の男性はタイル職人さんです。キッチン背面の壁に、さあこれからタイルを貼るぞ!という後ろ姿です。


 

下の写真の白い長方形の板がこれから貼るサブウェイタイル。その下にある図面はタイルの割付図です。どういう風に貼るか、ちゃんと図面を起こしているんですよ。


 

時計の針を少し進めて、こちらがタイルを貼り終えたキッチンの背面カウンター。クールでカッコいいかんじに仕上がりました!コンセントのところは、タイルをコンセントのカタチにカットして仕上げています(割れないようにカットするのは意外に難しいんですよ)。


 

続いて玄関の様子。シューズクロークの造作が進んでいます。このあと柾目(まさめ)のタモ材で扉を作っていきます。


 

2階LDK。キッチン横の壁には室内ガラスを入れて、キッチンからリビング全体を見通せるようにしています(奥様のアイデアです)。


 

家の外では玄関の土間コンクリートの施工が進んでいます。黄色の丸の中の紙片は、四分の一にカットしたボイド管。S様のリクエストで、土間コンクリートの角を丸くするために入れています。玄関土間の直角に尖った部分、こけてぶつけたりしたとき、当たりどころによっては大ケガしそうで怖いですもんね。(尖端恐怖症なので丸くしたい気持ち、すごくよくわかります)


 

型枠とボイド管の紙片を外した状態。ゴツゴツした粗いカーブですが、このあと表面にモルタルを塗って仕上げるときに滑らか~に仕上げていきます。


 

 

◎三鷹市・S様邸(三鷹パッシブハウス(予定)

上棟が終わり、家づくりは怒涛の勢いで進んでいます。(怒涛と書くと荒々しい様子をイメージするかもしれませんが、工事はいつものように丁寧かつ慎重かつ心をこめて念入りに進めています)

※以下、紹介する内容が多いので、写真を中心に、この一カ月間の工事の進捗を簡潔に紹介していきたいと思います。

[防蟻処理]
外壁面材の上に防蟻剤のボラケアを塗りました。ボラケアは食べ物にも含まれるホウ酸塩を利用した、小さなペットにも無害な防蟻剤です。


 

[外部気密施工]
家の外側の気密施工が始まりました。まずは外壁面材のつなぎ目にジョイントテープという伸縮性のあるテープを貼っていきます。


 

ジョイントテープの上からゴールドコートという乾くとゴムのようになる気密防水塗料をしっかり塗り込んでいきます。


 

最後に外壁全体にゴールドコートを塗っていきます。ゴールドコートは二度塗りして分厚いゴムの塗膜を作ります。(下の写真は一度目の塗布が完了したところです)


 

[国産木製トリプルサッシの設置工事]
ゴールドコートによる外部気密施工が終わり、窓サッシの設置工事が始まりました。S様邸で使う窓サッシはスマートウィンという国産木製トリプルサッシです。このスマートウィン、きわめて高い断熱性能をもつ超高性能な窓なのですが、非常に重く、それゆえ工事がものすごく大変という弱点があります。

クレーンを使ってスマートウィンを引き上げているところ。写真のスマートウィンは1階リビングの南側に入れる掃き出し窓ですが、このサイズだと100キロ近くの重量があります。


 

設置の前に、足場の向こう側に降ろすのも一苦労です。クレーンオペレーターの操縦テクニックが問われる作業です。


 

屋根の上にあがって、スマートウィンを家側に引き入れる職人さんたち。クレーンで吊り上げた状態のまま、設置場所までゆっくり降ろしていきます。


 

家の内側と外側で待機していた職人軍団が数人掛かりでスマートウィンを窓枠にはめ込みます。


 

スマートウィン設置作業の断面図。外側の職人さんの足元をみてください。不安定な足場の上でがんばってくれています。


 

屋内の職人さんの足元もみてあげてください。吹き抜けの上に渡した幅30センチほどの板の上で作業をしています。重いだけなら頭数勝負でなんとでもなるのですが、足元が不安定なのでなにかと気を使います。


 

無事に設置が終わったスマートウィン。高性能なだけではなく、木製サッシならではの味わいが魅力です。


 

[ピアノの搬入]
スマートウィンを全部入れる前にピアノの搬入を行ったので、その様子も簡単に書いておきます。

現場に到着した新品のアップライトピアノ。事前にピアノ販売店のスタッフの方と、どのタイミングでどこから搬入するか綿密に打ち合わせを行いました。


 

搬入は2階の窓から。ピアノを入れるためにこの窓だけスマートウィンの設置を後回しにしています。


 

無事、搬入完了。スーツ姿の男性はピアノ販売店のスタッフの方です。


 

搬入後すぐに保管用の箱を作ってその中にピアノをしまいました。工事中に汚れたり傷ついたりしないようにです。


 

これが小野寺工務店オリジナルのピアノ保管箱。「レイダース 失われた聖櫃(アーク)」のラストシーンに出てくる木箱のような見た目に仕上がっています。ノボパンという外壁用の耐力面材を使って作っているので、震度7の大地震がきても箱が壊れることはないでしょう。


 

[屋根下の充填断熱]
スマートウィンの設置が終わり、屋根下の断熱工事が始まりました。あらかじめ貼った専用シートの中にセルロースファイバーを吹き込んでいきます。屋根の上には厚さ90ミリのフェノバボードを敷いているので(前回の月刊小野寺工務店で紹介しています)、S様邸の屋根断熱は屋根を2種類の断熱材でサンドイッチのように挟む二重断熱構造ということになります。


 

屋根下の充填断熱工事が終わりました。オレンジ色のシートはパッシブハウス用の気密シートです。


 

[熱交換換気・暖房・冷房・除湿・空気清浄システムの施工]
熱交換型の24時間第一種換気システムと全館冷暖房システムを合体させた「ゼンダーコンフォホーム(以下ゼンダーと書きます)」という機械の設置工事が始まりました。

ゼンダーはパッシブハウスのような超高気密・高断熱の家で使われることの多い機械(設備)で、熱交換換気、暖房、冷房、除湿、空気清浄といった住宅の空調に必要なすべての機能を備えています。冷暖房の能力は10畳~12畳タイプのエアコン並みですが、パッシブハウスの場合、それで十分に家全体を暖めたり冷やしたりすることができます。

ゼンダーを天井に取り付ける職人さん。


 

分厚い断熱材で覆われたフレキダクトをすべての居室まで配管していきます。ダクトの一本一本が各部屋の冷暖房と換気を担うので、潰れたり歪んだりしないように慎重に施工していきます。



 

 

◎調布市・K様邸(スキップフロアと大きな土間のある家)

5月に行った基礎工事の様子をレポートします。

根切の様子。根切というのは基礎をつくるために地面を掘り下げることをいいます。


 

根切完了。板チョコのような凸凹がありますが、凹んだ溝の部分には地中梁(ちちゅうばり/基礎梁と呼ぶ建築会社もあります)が入ります。地中梁を入れることで、より頑丈で安全な基礎ができあがります。


 

地面の上に防湿シートを敷き、その上から捨てコンクリートを流しました。これから基礎配筋を組んでいきます。紫の上着を着た男性がチェックしている鉄筋のかたまりが地中梁として使う鉄筋です。


 

最初に地中梁を入れていきます。


 

配筋工事が進みます。やけに配筋の密度が濃いような気がしませんか?


 

その理由は底面をダブル配筋(2階建て配筋と書く方がイメージしやすいかもしれないです)にしているからです。ダブル配筋は大きなビルを建てる際に採用する配筋方法です。一般的な注文住宅ではほとんど採用することのないダブル配筋をK様邸では採用しています。


 

配筋検査の日。第三者機関の検査員はもちろん、K様ご夫妻(おふたりとも設計の仕事をされています)とご夫妻のお知り合いでこの家の構造計算をお願いした構造設計士のS様も来られて、二重三重のチェックを行いました。
下の写真の右から二人目の女性が奥様、その左隣がご主人、一番左の女性が構造設計士のS様です。地中梁の配置計画やダブル配筋の採用は彼女の構造計算によるものです。


 

配筋検査が終わり、コンクリートの打設が始まりました。コンクリートを流し込む人、気泡を抜くために攪拌棒でかき混ぜる人、流し込んだコンクリートを均す人。それぞれの作業の様子を監督する人、四人一組で作業を行っていきます。


 

基礎底面にコンクリートを打ち終えました。しっかり固まるのを待って、このあと立ち上がり部分の打設を行っていきます。


 

 

◎調布市・石野礦油様(航空機給油車用大型車庫)

下の写真は調布飛行場の滑走路です。左奥に見える楕円形の建物は味の素スタジアムです。なぜこんな写真を載せたかといいますと…


 

調布飛行場内にある石野礦油(いしのこうゆ)様のご依頼で、航空機給油車用の大型車庫を建てることになったからです。下の写真が石野礦油の社屋。石野礦油様は調布飛行場に発着する小型プロペラ旅客機やセスナ機などに給油を行っている会社です。


 

下の車が航空機給油車。昔と違って精密機器と化した現在の給油車を雨ざらしで停めておくのは耐用年数的に影響が大きいだろうということで、今回車庫を建てることになったのです。



 

こちらの敷地に車庫を建てていきます。まずは既存のコンクリートをはつる(はがす)必要があります。


 

現場に到着したコンクリートカッター。これでコンクリートに切れ目を入れていきます。


 

事前に計画したラインに沿って切れ目を入れていきます。飛行機にガソリンを給油する仕事。コンクリートに切れ目を入れる仕事。車庫を建てる仕事。世の中にはいろんな仕事があるとあらためて思います。みんなプロフェッショナルです。


 

さてここでクイズです!道路工事の現場などで、下の写真のような三角形の切れ目を見たことありませんか?さてこれはなんのための切れ目でしょうか?


 

答えは、サンプルを抜き出して、既存のコンクリートの厚みを測るために入れる切れ目なのです。下の写真のように小さなコンクリートブロックを切り出して、その厚みを測ります。こうしてコンクリートカッターの刃の長さ(深さ)を設定するのです。


 

コンクリートカット完了!


 

カットした部分に刃先をめり込ませるようにしてショベルカーでコンクリートをはつっていきます。


 

きれいにコンクリートが剥がれました。頑丈な車庫を建てていきたいと思います。


 

(続く)

 

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