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月刊小野寺工務店【Monthly Onodera】

完成間近で職人さん入り乱れ状態のM様邸とリクシルさんの頑張りでステキなバスルームが実現!の巻/2019年12月号

Date:2019年12月26日 |

2019年最後の「月刊小野寺工務店」をお送りします。ちなみにこの「月刊小野寺工務店」は1か月間の工事の進捗を翌月にまとめてレポートする形になっています。ですので、この12月号で紹介しているのは、11月の工事の内容です。最新の工事レポートは「スタッフブログ」に掲載していますので、そちらもぜひご覧ください!

最初に目次です。

1.三鷹市・M様邸(家全体の空間がゆるやかにつながるアウトドアリビングのある注文住宅)
2.杉並区・F様邸(土間と隠れ家スペースのある注文住宅)
3.稲城市・T様邸(大きな吹き抜けと回廊のある注文住宅)
4.杉並区・K様邸(中庭のある注文住宅)
5.杉並区・S様邸(バルコニーと書庫でつながる完全分離型の二世帯住宅)

 

◎三鷹市・M様邸(家全体の空間がゆるやかにつながるアウトドアリビングのある注文住宅)

まずは完成に向けてラストスパート状態のM様邸のレポートです。この時期の建築現場は様々な職人さんが入れ替わり立ち替わりの状態で、グルメレポーターの彦摩呂さんが見たら、「匠の宝石箱や~」と言いそうな気がします。

というわけで、まずは建具屋さんの登場です。下の写真は建具屋さんが和室の襖(ふすま)の引手を取り付けているところです。ドライバーみたいなものが突き出ていますが、これは専用の工具で、取り付けたばかりの引手を固定しているのです。


 

続いてクロス(壁)職人さんの登場です。クロス職人さんは壁紙の糊付け機など持ち込む道具が大きく、しかも壁紙のロールも場所を取るので、クロス工事が始まると現場が急に雑然とした雰囲気になります。


 

夜、他の職人さんがいなくなった現場で黙々と仕事を進めるクロス職人さん。丁寧にパテ処理を施した下地の上から、これまた丁寧に壁紙を貼っていきます。


 

こちらは水道工事の職人さん。洗面台の下に潜り込んで、給排水の配管を継いでいます。


 

ミーレの食洗機の配管を継いでいるのは、設備工事屋さんです。国産メーカーの食洗機はシステムキッチンのサイズに合わせて作られているので、すっぽり簡単に収まるのですが、ミーレなど海外製の食洗機は、現場での調整が必要になります。


 

食洗機の設置が完了しました。が、ミリ単位の施工精度にこだわる現場監督からダメ出しが出ました。後日、あらためて職人さんに来てもらって、微調整を行うことになります。


 

家の外では塗装職人さんが軒天の塗装をしています。


 

少し時間を進めて、完成したM様邸の外壁です。下地となる専用のベースコートという材料を二度塗りして、その上から「欧州壁」という塗料をこれまた二度塗りして仕上げています。「欧州壁」は大理石を主成分とする塗り壁材です。


 

もう一枚外壁の写真を貼っておきます。足場から空を見上げたところです。左官仕上げの外壁のテクスチャー(表面の質感)がお分かりいただけると思います。


 

最後に紹介するのは、金属製の階段手すりを取り付けている鉄工屋さんです。


 

取り付けが完了しました。手すりが銀色なのは、サビ止め塗料の色です。このあと塗装職人さんが来て、黒色に仕上げてもらいます。完成まであと少しです。


 

 

◎杉並区・F様邸(土間と隠れ家スペースのある注文住宅)

F様邸の工事も順調に進行しています。下の写真は、F様邸のキッチンカウンターの台座の上に広げたキッチンの造作図面を、真剣な表情で確認している大工さんです。

F様邸のキッチンはかなり特殊で、小料理屋の厨房とスターバックスコーヒーのカウンターが合体したような形状になる予定です。すべて造作なので、慎重に設計図を確認して進めていきます。(なかなかイメージできないと思いますが、いずれ完成写真を紹介しますので、それまで楽しみにお待ちください)


 

少し工事が進みました。完成はまだしばらく先になります。


 

こちらはF様邸の2階リビングの天井部分です。プロジェクタースクリーンとスピーカーの配線を通すためのCD管が突き出ています。このCD管の中にスピーカーケーブルやHDMIケーブルを通します。
最近はBluetoothで無線接続するケースが増えてきていますが、ねんのため有線接続用のCD管も設置しておきます。


 

階段スペースです。F様邸のささらは意匠性を考慮して鉄製のものを採用しています。


 

F様邸の外観です。夕方、暗くなってからの写真なのでわかりづらいと思うのですが、モスグリーンのガルバリウム鋼板を採用しています。


 

 

◎稲城市・T様邸(大きな吹き抜けと回廊のある注文住宅)

続いてT様邸のレポートをお送りします。

すでに断熱材のモコフォームの施工が終わっています。モコフォームは水で100倍に発泡するウレタンフォームです。構造材の間の小さなすき間にも入り込んで、高い断熱性能を実現します。写真中央に見えるのは床に敷くアカシアの無垢材です。


 

黙々と仕事をする大工さん。


 

2階の回廊から大きな吹き抜け越しに見たバルコニー。T様邸の南側には雑木林が広がります。雑木林の借景がT様邸の設計ポイントの1つです。


 

1階に降りて、バルコニーに面したガラス窓を見ています。日差しが燦々と差し込む明るい暮らしが想像できます。


 

下の写真、一見するとパントリーと勝手口のように見えますが、実はT様邸のバスルームの写真です。T様邸のバスルームは南側のウッドデッキから直接入ることができるようになっています。もちろん、バスルームからウッドデッキに出ることも可能です。


 

工事が進んだT様邸のバスルームです。浴槽が入って、バスルームらしくなってきました。



こういったドアのある浴室を作る時(めったにないです)は、一般的なユニットバスは使えないので、在来工法で浴室を造作するか、ほとんど特注するような形でフルオーダーのユニットバスを作ってもらうことになります。どちらも非常に高額になります。

ところが今回はリクシルさんの頑張りで、比較的一般的な価格帯のユニットバスをドア付きに改造してくれました。張本勲さんが見ていたら、「あっぱれ!」間違いなしだと思います。

 

最後にT様邸の外観写真です。モルタルの下地となるラス板がすき間なくびっしりと打ち付けられています。この上から塗装するのがもったいないくらいの出来栄えです。


 

 

◎杉並区・K様邸(中庭のある注文住宅)

前回基礎工事の前半部分をレポートした杉並区のK様邸。今回は、そこから上棟までの様子をレポートしていきます。

まずは、K様邸の基礎の型枠を組み立てる基礎屋さんの写真。長渕剛風のいい男です。


 

コンクリートの打設前に型枠の最終チェックをしています。


 

コンクリートの打設が始まりました。


 

ひとりがコンクリートを流し込み、もうひとりが撹拌機で混ぜながら、二人一組で打設は進行していきます。


 

基礎ができあがると、その基礎の上に土台を組んでいきますが、その前に土台となる木材に防蟻処理を施していきます。小野寺工務店は「ボラケア」というホウ酸塩を主成分とした防蟻防腐剤を採用しています。

ホウ酸塩は食べ物にも含まれている物質で、人が舐めても無害ですが、白アリの体内の代謝を阻害するので、半永久的にシロアリ被害を防いでくれます。


 

続いて、防蟻処理を施した土台を基礎の上に組んでいきます。


 

土台が終わると足場屋さんがやってきて、足場を組んでいきます。足場が組み終わるとようやく上棟です。


 

ここからは上棟の写真を紹介します。2階の天井部分で作業する職人さん。


 

少し離れたところから見るとこんな具合です。


 

2階の床ができあがりました。


 

2階までできあがり、これから屋根の骨組みを作っていきます。下の写真は母屋(もや)になる構造材を上下で受け渡ししている職人さんたち。実はK様邸の敷地はすぐ近くに電線があるため、クレーンを使うことができず、すべて人力で運び上げて、組み上げています。(手起こしといいます)


 

屋根の下地材を道路から2階に運び上げ、


 

次に2階から屋上に上げます。


 

なんとか日のあるうちに上棟が終わりました。ひさしぶりの手起こしで職人一同ヘロヘロになりました。


 

 

◎杉並区・S様邸(バルコニーと書庫でつながる完全分離型の二世帯住宅)

完全分離型の二世帯住宅のS様邸では基礎工事が進んでいます。

防湿シートの施工まで完了しました。防湿シートは地面から上がる湿気から基礎コンクリートを守ってくれます。この後、基礎の下に入れる断熱材パフォームガードを敷いていきます。


 

作業場でパフォームガードを裁断する職人さん。


 

パフォームガードはホウ酸塩を主成分にした防蟻剤入りの断熱材です。


 

S様邸の建築現場に運び込まれたパフォームガード。防湿シートの表面は多少の凸凹があるので、砂を入れて平らにした上から敷き詰めていくのですが、その様子は来月号で紹介します。


 

 

(2020年1月号に続く)

 

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