先週末と今週初め、複数の物件で上棟式と地鎮祭がありました。
また新たな現場のそれぞれ節目であり、気の引き締まる思いの連続でした。
今日はここで上棟式のことを書きます。
先日は日野市のM様邸。建てたばかりの骨組みの現場で、材木と合板でテーブル席をつくり、施主のご挨拶、工務店側の祝辞、設計士であるお父様のご挨拶に続き、四隅をお清めした御神酒で乾杯し、ご用意された料理や飲み物を戴きました。大変にありがとうございました。
その懇談の席で職人の紹介やそれぞれの家づくりの思いを語り、祝いの民謡や木遣りもあり、お客様と職方と心を合わせていきます。先日は電灯をつけ、だいぶ遅い時間まで戴いてしまいました。
弊社では、お客様には上棟式を行うことをお勧めしております。
何故かというと、職人は施主とお会いしたく、自分が仕事をする現場のお客様はどんな方だろうと気にしているのです。直接ご挨拶して、”このご家族のために”という思いを強くする場が必要だと考えます。
お客様も同じでしょう。一生に一度の家づくりに、どんな大工や職人達が工事するのだろう、と心配に思うのは当然でしょう。その考え方からうちでは上棟式は99%行っております
このような上棟式は東京地方では最近はあまり見ない光景かもしれません。分譲住宅は当然ですが大きいハウスメーカーなどはたぶんやっていないでしょう。
天候による工期の管理も緻密になるし、料理や飲み物お土産の準備、現場でのセッティング、後片付けなど色々と大変で一大イベントになるからです。
弊社の場合、もちろんお施主様だけの準備も大変なので、工務店としてお手伝いもしたり、簡易ヴァージョンもあったりします。
いずれにしても、お客様を知っているのと知らないとでは職人のふるう腕にも絶対に違いが出るはずです。
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