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月刊小野寺工務店【Monthly Onodera】

Date:2020年5月31日 |

稲城市で新しく家づくりが始まりました。性能の良い家を建てたい!そう思われて、いろいろ調べて小野寺工務店にお問い合わせをいただいたお客様です。期待を裏切らない素晴らしい家を作りたいと思います。

最初に目次です。

1.杉並区・S様邸(バルコニーと書庫でつながる完全分離型の二世帯住宅)
2.調布市・O様邸(陽当たりの良いシンプルな間取りの家)
3.三鷹市・O様邸(印象的な外観の二世帯住宅)
4.稲城市・M様邸(2階リビングの注文住宅)

 

◎杉並区・S様邸(バルコニーと書庫でつながる完全分離型の二世帯住宅)

5月中旬の完成に向け、最後の仕上げ工事が進むS様邸。まずは特徴的なデザインの外壁からレポートしていきます。

S様邸の外壁は、左官仕上げの塗り壁、ガルバリウム鋼板、セメント系のSOLID(ソリド)という、質感の異なる3種類の外壁材を使用しています。下の写真は、SOLIDを施工した部分です。サッシはYKK AP社の「APW330 木目仕様 チーク色」。SOLIDは、道路に面した一番目立つ壁面に使用しています。


 

建物中央に位置する中庭のようなバルコニーの壁面は、左官仕上げの塗り壁とガルバリウム鋼板の組み合わせになっています。ガルバリウム鋼板はよく見かける縦葺きではなく、平葺きにしています。


 

1階は親世帯、2階は子世帯という具合に、上下で世帯を分ける二世帯住宅が多いですが、S様邸は左右というか、前後というか、2つの2階建て住宅を複雑に組み合わせたような二世帯住宅です。屋内のレポートを二世帯分ごちゃまぜに行うと、なにがなにやら訳がわからなくなる可能性がありますので、仮にA棟、B棟と名前をつけて、順に紹介していきたいと思います。

というわけで、まずはA棟のキッチンから紹介します。グラフテクトの落ち着いた色合いのシックなキッチンが入りました。


 

壁面本棚の造作も完了しています。下の写真の2人の女性は、S様邸を設計した二人組の建築士です。照明器具の角度調整中、といったところでしょうか。


 

スケルトン階段の下にぽっかり開いた穴は、床下エアコンを設置するためのスペースです。床下エアコンは、リビングはもちろん、トイレも洗面室も、家全体を足元からじんわり暖めてくれます。しかも床暖房より初期費用もランニングコストも安いので、基礎断熱を採用している住宅の場合は特におすすめのアイテムです。


 

階段を上がって、A棟の2階です。1階から2階まで吹き抜けの壁全体が書架になっています。


 

A棟の2階は間仕切りのないロフト付きの大きな1つの空間になっています。使い方は住まい手の自由自在。S様がどのような暮らし方をされるのか、楽しみです。


 

上の写真を撮った場所からくるりと180度反転して、反対側を撮影した写真です。写真右側が中庭風の2階バルコニー。左側が4帖半の書庫です。S様邸には壁面いっぱいの本棚とは別に書庫もあるのです。いったいどれぐらいの本が収納できるのでしょうか?
A棟とB棟は、この2階バルコニーと書庫を介してつながっています。


 

A棟から書庫を撮った写真です。書庫の向こう側がB棟になります。(扉はこれから付きます)


 

書庫を通り抜けて、ここからはB棟の紹介です。B棟のキッチンは2階にあります。白を基調にした清潔感あふれるキッチンです。背面のカウンターとキャビネットは家具屋さんが作った造作家具です。


 

B棟もA棟と同じように、階段横の壁面が書棚になっています。


 

面白い形状の階段の手すりは、先ほど登場した二人組の建築家によるデザインです。


 

 

◎調布市・O様邸(陽当たりの良いシンプルな間取りの家)

順調に進むO様邸の家づくり。今回は断熱工事の様子からレポートを始めたいと思います。

断熱材のモコフォームが隙間なく入ったO様邸。下の写真は、2階のバスルームになる場所の写真です。


 

もう一枚。断熱工事完了後の写真を載せておきます。こちらは2階の主寝室です。


 

断熱工事が終わると大工工事が一気呵成に進んでいきます。下の写真はキッチンの工事の様子です。


 

奥さまリクエストのスパイス用ニッチの造作も進みます。


 

2階のファミリークローゼットの工事も進みます。


 

階段と壁面の書棚もできあがってきました。


 

家のカタチが露わ(あらわ)になってくると、「ここに鏡を付けたい」「ここにタオル掛けが欲しい」といった新しいご要望が出てきます。付けるものによっては壁の中に下地材を入れる必要があるので、貼り紙を貼って、大工さんに指示を出しておきます。



上の写真の意味、わかりますでしょうか?解読すると、「シューズクロークに幅40センチ、高さ150センチの鏡を付けるので、下から30センチの位置から180センチの高さまで下地を入れてください」となります。
口頭でももちろん伝えるのですが、念には念を入れて、貼り紙も併用しています。


 

 

◎三鷹市・O様邸(印象的な外観の二世帯住宅)

O様邸の基礎工事が始まりました。下の写真は、「カネピタ」という道具を使って直角を出す作業をしている基礎工事の職人さんです。


 

職人さんが手にしている道具が「カネピタ」です。先端からスチール製のテープが、常に左右同じ長さだけ出るしくみになっています。「カネピタ」の作る二等辺三角形を駆使して、遣り方(建物の位置、高さ、水平の基準となる仮設の木枠)を作っていきます。


 

敷地を囲むように立てた木枠が遣り方です。遣り方とその内側の赤い水糸が、いわば敷地の上に描いた基礎の設計図です。この設計図をもとに、基礎を作っていきます。小さなショベルカーが根切りを始めています。根切りとは、基礎を作るために土地を掘り下げる作業のことです。


 

 

◎稲城市・M様邸(2階リビングの注文住宅)

稲城市で新しくM様邸の家づくりが始まりました。陽当たりの良い2階リビングの注文住宅です。

下の写真の真ん中がM様邸の敷地です。すでに捨コン(捨てコンクリート)と防湿シートの施工が完了しています。北西に接道する敷地ですが、反対の南東側が開けた土地なので、朝から燦々と陽ざしの入るお住まいになると思います。


 

写真中央に積まれているのはパフォームガードという防蟻剤入りの基礎用断熱材です。小野寺工務店は、基礎全体をすっぽり断熱材で包みこむ基礎断熱(基礎外断熱とか完全外断熱という言い方をされている会社もあります)を採用しています。


 

捨コンと防湿シートの上にパフォームガードを敷き詰めました。この上に建物の基礎を作っていきます。


 

パフォームガードの上に基礎の配筋を組んで行きます。


 

基礎の配筋が終わると第三者機関(JIO)の検査員による配筋検査に進みます。配筋のピッチ(間隔)やかぶり厚さ(基礎が完成した時のコンクリート表面から鉄筋までの距離)などのチェックを念入りにしてもらいます。結果は無事合格でした。


 

配筋検査が終わると、基礎コンクリートの打設(流し込み)が始まります。下の写真に写っているのは基礎工事の職人さんたちです。


 

基礎底面のコンクリートの打設が完了しました。この後、立ち上がり部分の打設に進みますが、それは次回のレポートで紹介していきます。


 

(おまけの写真)
写真中央に写っているのは1階キッチン用の配管です。M様邸は2階リビングでキッチンも2階に配置するのですが、将来ご高齢になった時に、LDKを1階に移動できるよう、あらかじめ配管だけ引いておくのです。長く快適に暮らしていただくための工夫のひとつです。


 

 

(2020年6月号に続く)

 

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