~ パッシブハウスって なんだろう ~
お家づくりについて検索していると、
「パッシブ設計」「パッシブデザイン」
「パッシブハウス」など、
「パッシブ」という言葉を見かけることがあります。
パッシブ設計(パッシブデザイン)とは、
太陽の光や風など自然の力を活かして
快適性と省エネ性を高める設計の考え方です。
明確な基準はなく、
設計内容や目指す性能は
会社や設計者によって異なります。
一方で、
「パッシブハウス」には、
世界共通の明確な認定基準が
設けられています。
パッシブハウスとは
1991年にドイツのパッシブハウス研究所が
確立した世界基準の
超省エネルギー住宅のこと。
パッシブハウス研究所が認定した
建物のみを「パッシブハウス」と
呼ぶことができます。
2009年、日本にも
パッシブハウス・ジャパンが設立され
「パッシブ」という言葉が
広まるようになりました。
パッシブハウスの最大の特徴は、
住まいを快適に保つために必要な
エネルギーを、極限まで
少なくすることにあります。
パッシブハウスの認定基準
現在、日本で広く知られている
ZEH住宅などは、
・UA値 (断熱性能)
・BEI(一次エネルギー消費量)
を計算、評価します。
一方、パッシブハウスでは、
お家で使用する年間エネルギー量(kWh/㎡年)
に基準が設けられています。
この評価には
敷地の方位や日射取得量など、
立地条件そのものが大きく関わります。
パッシブハウスの認定基準は以下の3点となります。
【1】冬20℃、夏25℃の快適性を保ちつつ、
冷暖房エネルギー使用量を15kWh/m2以下とする
【2】家全体の年間一次エネルギー消費量を
トータル120kWh/m2以下とする
【3】断熱性能を確実に活かすため
50pa加圧時の漏気回数が0.6回以下
の高い気密性を保つ
この条件がどのくらい厳しいかと言いますと、
例えば【1】の項目ですが、
現在の省エネ基準レベル(UA≦0.87程度)
のお家で、同等の快適性を保つには
約60〜120kWh/㎡・年(東京6地域)
ものエネルギーが必要と言われております。
つまり、パッシブ基準の場合は
その4〜8分の1という、
わずかなエネルギーでやりくりしなければ
ならないのです。
その設計では、
高い断熱性能はもちろんのこと、
冬は、低い位置から差し込む太陽熱をいかに
有効に取り込むか、
夏は、高い位置からの日射をどう遮るか、
さらには、
・人体からの発熱
・家電の待機熱
・調理時の熱
・照明の発熱
といった、室内で自然に生まれる熱までも
住まいを暖めるエネルギーの一部として計算し、
建物全体の熱の出入りを精密に検証します。
「施工精度までも含めて性能を確認する仕組み」
これもパッシブハウスの大きな特徴です。
パッシブハウス実現に対応できる建築会社は、まだ多くありません。
高い省エネルギー知識、
それを形にする施工技術、
現場で培われた豊富な経験、
これらすべてが揃ってはじめて、
認定パッシブハウスは成立します。
パッシブハウス・ジャパン賛同会員
である小野寺工務店も、
2026年3月、お蔭様で第一棟目となる
パッシブハウス認定を取得いたしました。
https://www.onodera-koumuten.com/cms/event/8061
その取り組みを通じて培われる
世界基準の施工技術を
認定の有無にかかわらず、
すべてのお客様の住まいづくりに
生かしてまいります。
(株)小野寺工務店一同